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私は、企業の業務改善の基礎となるマネジメントシステムの構築や運用・改善指導をコンサルティングしている。

「経営コンサルタント」という仕事に関わった出発点は、大手生産革新系コンサルティングファームに在籍した134数年前になる。

今になって考えてみると、経営コンサルティングファームにおけるコンサルタントとは「店を間借りした個人事業主のようなもの」だと思う。



経営コンサルタントは、人様の会社に対して、

◇人材育成

◇業務システム構築

◇経営・事業戦略

◇法務、労務、人事関連

などの諸問題の解決を支援している

つまり、喫緊および将来における課題を解決し、継続して持続可能な成長をし続けることができる会社をつくるための支援をしているのが経営コンサルタントである。



しかし、前述したように、経営コンサルティングファームにおけるコンサルタント自体は、「店を間借りした個人事業主のようなもの」だ。

つまり、「自らの能力は自ら鍛えるべきもの」であり、「マーケティングとそれに応じた営業努力」、「自分の能力を照らし合わせて、何を得意分野とするか」などは、自分自身で考えるしかない。

要は、『自らの取るべき行動』や『何を専門技術として自分を企業に売り込むか』など、コンサルタントとして、生き残るためにすべきことは、上司の指示に基づくものも多々あったが、最終的には自己判断と自己責任に負っているのだ。



したがって、人様には「組織の継続的な発展のために必要なこと」を指導していたにもかかわらず、コンサルティングファーム自体は「所属しているコンサルタントひとりひとりが自己管理してくださいね」という体制で、指導しているようなことがコンサルティングファーム自体では実践され難い組織であった。



別のいい方をすれば、つまり、経営コンサルタントとは、

◆人材は、比較的給与水準も高いので、なりたい人はたくさんいる

(成りたい人は掃いて捨てるほどいる。使えない人はどんどん脱落していってください)

◆徒弟制度(ボスコンサルと子分コンサル)を通じて自ら成長してください

(自分の武器を身に付けて暖簾分けして独立していってください。暖簾分けできなければ、一生、小間使いですよ)

という世界だ。



私が以前いたコンサルティングファームでは、退職する人を

◇優秀だから自らの看板で勝負できるため独立していく人

◇コンサルタントとしては向いていないので、別の仕事に変わる人

と識別されていた。



また、コンサルティングファームに残った人は、

◇コンサルティングファームのボス(ボスコンサルや役員)を目指す

ケースと

◇中堅企業から経営者クラスとしてヘッドハンティングされるのを待つ

ケースがあった。



したがって、コンサルティングファームにおけるコンサルタントとは、

◇勉強は自分でするもの

◇ブランディングは自分で作っていくもの

◇自分の方向性は自ら決めて行動するもの

であり、組織がお膳立てして「人材を有効に活かすために教育訓練をこのように計画し施そう」などという発想は事務職員に対して以外、殆どない。



「コンサルタントになりたいです」という相談を最近、若い人から受けることが多い。

そこで、上記のようなことを考えてまとめてみたのであるが、気づいたことがある。

それは、コンサルタントと同じように「店を間借りした個人事業主」的商売として、大学教授やプロスポーツ選手、飲み屋のホステスさんなども同じような特性があるな、と思う。

これらの商売に共通するのは「自らの事業戦略と自己分析に基づく、自己研さん、自らの営業努力」がその道で生き残るための重要な要素なのである。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ205号より)



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