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テレビ朝日系列で放映されている「スーパーモーニング」の「永田町トリビア」というコーナーで「国家機関のお金の無駄遣い」をチェックする組織である会計検査院が紹介されていた。

メモを取っていなかったので、うる覚えであるが、2009年度に会計検査院が指摘した「お金の無駄遣い」は、案件数にして約940件、総額で1兆円強になるのだと言う。

民主党政権下になって実施された「事業仕分け」は、「事業そのものの存在意義」が焦点だったと思うが、「必要とされた事業の中のお金の使い方」を会計検査院がチェックするだけでも、1兆円を超えるムダがあるというのは、驚きである。

「政治主導で事業の存在意義を問う事業仕分け」と「必要とされた事業内部のお金の使い道をチェックする会計検査」が上手くジョイントすれば、もっとムダが洗い出される気がする。

さらに付け加えるならば「事業仕分けや会計検査」は、対処療法だから「これらのムダが発生する仕組みの原因究明と原因に対する仕組みの改善」をすれば、もっと国が実施する仕事の質は継続的に向上し、効率的になると思う。

ちなみに、会計検査院では「職員の7つ道具」があるという。

それは、「財務小六法、虫眼鏡、指サック、付箋、電卓、メジャー、(あとひとつは忘れた)」だそうで、虫眼鏡は「領収書の筆跡」をチェックするそうだ。

また、会計検査院の職員が持つべき基本思考は、

「疑ってかかる」

「人の話をよく聞く」

「国民目線でものを捉える」

なのだという。

ゲストコメンテイターのやくみつる氏の父がかつて会計検査院勤務だったそうで「うちの親父は人の話を聞かない男だった」と述懐していたのは面白かった。

「ムダ取り」の話題を変えるが、「ムダ削減」と言えば、漁業関係者の間では「未利用魚」と「LED照明」の活用がトレンドとなっている。

「未利用魚」とは、

◇形が不揃い魚

◇漁獲量が少ないマイナーな魚

などのことで、商品価値が少なく、したがって市場流通せずに、従来は水揚げされても「処分」される「雑魚」(ざこ)のことだ。

この「未利用魚」について、調理法を独自に提案し、商品価値を高め、地元の直売店などで消費者に売りさばくサービスを提供する会社が登場すると、「漁師」にとっては今まで売れなかった魚が売れる、「安定した販路が確保できる」「産業廃棄物の処分費が省ける」といったメリットが生じるのだ。

LED照明」については、サンマ漁の場合、夜間に白熱球の集魚灯を灯した船で漁を行う。

そこで、“LED・発光ダイオード集魚灯”を使うと従来の白熱球集魚灯に比べて、燃料が6割近く削減できる。

燃料の高騰に対して、国は2010728日に“燃油高騰水産業緊急支援対策”に乗り出したが、末端の漁民を長い目で救うのは「LED集魚灯」への切り替え補助ではないだろうか。

あと、私の仕事の経験では、「金属資材のムダ」をよく感じる。

例えば、長さが2200mmの製品をある工場で作ろうとした場合、工場では「4000mmの棒材を2200mmにカットして使用」している。

では、残りの1800mmの棒材はどうするかと言うと、端材として残るのだ。

仮に「2500mmの棒材」があるといいのであるが、そう言った規格の資材はなく、独自に注文するとなると、15トン単位で大量に買わなければならず、現実的にはできない。

つまり、これらの「端材」を必要としている会社はどこかにあるのだから、これらのニーズをマッチングさせるビジネスは面白いと思う。

日本では「環境問題」に取り組むことが、重要な課題となっている昨今であるが、各業界の業務プロセスを眺めてみると、まだまだムダがたくさん存在する。

「環境対策」というと、「電気をつけっぱなしにしない」「水道を出しっぱなしにしない」「ゴミをきちんと分別する」という発想ばかりが先行するが、私たち社会人が取るべき行動は、自らの仕事の中のムダを見つけて対処していくことが、効果としては大きいのである。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ206号より)


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