【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】↓
(パソコンでアクセスしている方)
http://www.mag2.com/m/0000218071.html
(携帯でアクセスしている方)
http://mobile.mag2.com/mm/0000218071.html
(パソコンでアクセスしている方)
http://www.mag2.com/m/0000218071.html
(携帯でアクセスしている方)
http://mobile.mag2.com/mm/0000218071.html
旧聞に属する話であるが、2010年4月からNHK教育テレビで放送された「ハーバード白熱教室」は、今年、話題になったテレビ番組のひとつである。
ちなみに、5月に発売された講義録の邦訳版『これからの「正義」の話をしよう』(早川書房/2415円)は、哲学書として異例の約30万部を売り上げたという。
この番組が注目されたのは、
◇これまで外部公開しなかったハーバード大学の講義が初めて外部公開された
◇講師のマイケル・サンデル教授の対話形式の授業の進め方が面白い
◇「哲学」という一見、日常生活と無関係な学問を身近な話題を例にして提供した
ことなどが大きな理由ではないだろうか。
この「ハーバード白熱教室」の日本版が8月25日に東京大学の安田講堂で開催され、先月、NHKの教育テレビでその様子が放送された。
まだ、視聴していない方は、NHK教育テレビで、
◇11月21日(日)午後3時00分~
「イチローの年俸は高すぎる?」
◇11月21日(日)午後3時58分
「戦争責任を議論する」
を放送するので、ぜひ、チェックされることをお勧めしたい。
日本でのサンデル教授の講義内容は、いろいろなところで紹介されているので、ここでは紹介しない。
結論から言えば、サンデル教授は、講義を通じて、「正義とは何か」という問いには、3つの答えがあるとしている。
その3つとは、
◆「最大多数の最大幸福が正義である」とする考え
(例:イギリスのベンサムなど)
◆「人間の自由な選択を尊重すること」とする考え
(例:ドイツのカントなど)
◆「何が美徳であるかを明らかにし、それを培うことが正義である」とする考え
(ギリシャのアリストテレスなど)
である。
つまり、講義では「3つのどれかが正解」とはせず、「過去の哲学者が重ねた議論を参照しながら、答えが出せない問題について深く議論すること」に主眼を置いているのだ。
「ハーバード白熱教室」を見れば、一目瞭然だが、サンデル教授は、「学生に異なった考えを深く議論させ、それをうまく取り仕切る」のがめちゃくちゃに上手い。
「講習会や講演会」を仕事の一部としている私にとって、サンデル教授の講義の進め方は、とても参考になった。
そこで、ある私が担当したある講習会で、「サンデル教授の講義形式」をイメージして実施してみた。
結論から言えば、結果は、失敗であった。
「ハーバード白熱教室」のように議論が盛り上がらないのだ。
「なぜ、盛り上がらないのだろう?」
と原因を考えてみた。
すると、これも、結論から言えば、「サンデル教授の講義には、テレビに映し出されない部分で、相当の時間が掛けられているが、私の講義ではその時間を掛けていないから」なのだ。
ハーバード白熱教室をつぶさにチェックすると、推定もあるが、この講義は、おそらく、
◇哲学の授業であるが、受講生が多く、内容的にも一般教養の講座である
◇サンデル教授のアシスタント(大学院生?)がたくさん存在する
◇講義の前に課題図書(リーディングアサイメント)を読ませている
◇講義の前に、アシスタントが指導して、各自の考えをディスカッションしている
◇サンデル教授の講義の後にもレポートがある
といったプロセスを踏んで実施されているのではないかと思う。
つまり、テレビで紹介されている部分は、この講座を履修する上での一部の活動なのだ。
したがって、私の講義が盛り上がらなかった原因は、
◇受講生に、事前に課題を検討する上での参考文献を読ませていない
◇その課題に関しての各自の意見を抽出し、議論もさせていない
状態で、「サンデル教授風の対話形式」を受講生に求めたのだ。
要は、各自が確固たる主張や考えを確立した上で講習をしたので、盛り上がりにイマイチ欠けたのだろう。
しかし、そう考えると、「さすがハーバード大学」だと思う。
日本の大学の一般教養の講座では、まず間違いなく「予習」はないし、先生からの知識を一方的に聞くだけで、「議論」することも、専門課程のゼミや大学院でもない限りしない。
日本の大学が、「講義以外の部分に力を入れない」のは、「予算がなく」「そのため先生の負担が増える」からだろう。
私のイメージでは、日本の大学の一般教養の場合、人気講座だからといって、予算が他の講座よりふんだんにあるわけではない。
そもそも、一般教養講座にアシスタントは、ほぼないに等しいだろう。
すると、「人気講座になる⇒レポートやテストの採点の負担など先生の負担が増える」という先生にとってモチベーションが上がらない仕組みだ。
「大学運営予算の総額」の問題は、すぐには解決しないが、「良質な講義を生み出す仕組み」を日本の大学も考えなければ、「学生に知識や技術を伝えたい」という先生の良心に頼るだけになってしまうだろう。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ203号より)
ちなみに、5月に発売された講義録の邦訳版『これからの「正義」の話をしよう』(早川書房/2415円)は、哲学書として異例の約30万部を売り上げたという。
この番組が注目されたのは、
◇これまで外部公開しなかったハーバード大学の講義が初めて外部公開された
◇講師のマイケル・サンデル教授の対話形式の授業の進め方が面白い
◇「哲学」という一見、日常生活と無関係な学問を身近な話題を例にして提供した
ことなどが大きな理由ではないだろうか。
この「ハーバード白熱教室」の日本版が8月25日に東京大学の安田講堂で開催され、先月、NHKの教育テレビでその様子が放送された。
まだ、視聴していない方は、NHK教育テレビで、
◇11月21日(日)午後3時00分~
「イチローの年俸は高すぎる?」
◇11月21日(日)午後3時58分
「戦争責任を議論する」
を放送するので、ぜひ、チェックされることをお勧めしたい。
日本でのサンデル教授の講義内容は、いろいろなところで紹介されているので、ここでは紹介しない。
結論から言えば、サンデル教授は、講義を通じて、「正義とは何か」という問いには、3つの答えがあるとしている。
その3つとは、
◆「最大多数の最大幸福が正義である」とする考え
(例:イギリスのベンサムなど)
◆「人間の自由な選択を尊重すること」とする考え
(例:ドイツのカントなど)
◆「何が美徳であるかを明らかにし、それを培うことが正義である」とする考え
(ギリシャのアリストテレスなど)
である。
つまり、講義では「3つのどれかが正解」とはせず、「過去の哲学者が重ねた議論を参照しながら、答えが出せない問題について深く議論すること」に主眼を置いているのだ。
「ハーバード白熱教室」を見れば、一目瞭然だが、サンデル教授は、「学生に異なった考えを深く議論させ、それをうまく取り仕切る」のがめちゃくちゃに上手い。
「講習会や講演会」を仕事の一部としている私にとって、サンデル教授の講義の進め方は、とても参考になった。
そこで、ある私が担当したある講習会で、「サンデル教授の講義形式」をイメージして実施してみた。
結論から言えば、結果は、失敗であった。
「ハーバード白熱教室」のように議論が盛り上がらないのだ。
「なぜ、盛り上がらないのだろう?」
と原因を考えてみた。
すると、これも、結論から言えば、「サンデル教授の講義には、テレビに映し出されない部分で、相当の時間が掛けられているが、私の講義ではその時間を掛けていないから」なのだ。
ハーバード白熱教室をつぶさにチェックすると、推定もあるが、この講義は、おそらく、
◇哲学の授業であるが、受講生が多く、内容的にも一般教養の講座である
◇サンデル教授のアシスタント(大学院生?)がたくさん存在する
◇講義の前に課題図書(リーディングアサイメント)を読ませている
◇講義の前に、アシスタントが指導して、各自の考えをディスカッションしている
◇サンデル教授の講義の後にもレポートがある
といったプロセスを踏んで実施されているのではないかと思う。
つまり、テレビで紹介されている部分は、この講座を履修する上での一部の活動なのだ。
したがって、私の講義が盛り上がらなかった原因は、
◇受講生に、事前に課題を検討する上での参考文献を読ませていない
◇その課題に関しての各自の意見を抽出し、議論もさせていない
状態で、「サンデル教授風の対話形式」を受講生に求めたのだ。
要は、各自が確固たる主張や考えを確立した上で講習をしたので、盛り上がりにイマイチ欠けたのだろう。
しかし、そう考えると、「さすがハーバード大学」だと思う。
日本の大学の一般教養の講座では、まず間違いなく「予習」はないし、先生からの知識を一方的に聞くだけで、「議論」することも、専門課程のゼミや大学院でもない限りしない。
日本の大学が、「講義以外の部分に力を入れない」のは、「予算がなく」「そのため先生の負担が増える」からだろう。
私のイメージでは、日本の大学の一般教養の場合、人気講座だからといって、予算が他の講座よりふんだんにあるわけではない。
そもそも、一般教養講座にアシスタントは、ほぼないに等しいだろう。
すると、「人気講座になる⇒レポートやテストの採点の負担など先生の負担が増える」という先生にとってモチベーションが上がらない仕組みだ。
「大学運営予算の総額」の問題は、すぐには解決しないが、「良質な講義を生み出す仕組み」を日本の大学も考えなければ、「学生に知識や技術を伝えたい」という先生の良心に頼るだけになってしまうだろう。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ203号より)
【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】↓
(パソコンでアクセスしている方)
http://www.mag2.com/m/0000218071.html
(携帯でアクセスしている方)
http://mobile.mag2.com/mm/0000218071.html
(パソコンでアクセスしている方)
http://www.mag2.com/m/0000218071.html
(携帯でアクセスしている方)
http://mobile.mag2.com/mm/0000218071.html