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2010年11月4日にドラフト1位トリオの早稲田大学の斉藤佑樹投手、大石達也投手、福井優也投手が記者会見を行った。
テレビを通じて映る3人は好青年だったし、特に、斉藤投手は、「さわやか」「礼儀正しい」から老若男女通じて人気があるのも納得だった。

身体能力的には、大石投手や福井投手の方が斉藤投手より上という評価もあるが、プロの世界は「何か持っている」というカリスマ性も必要だ。
斉藤投手本人も自覚しているようであるが、2006年夏の甲子園の決勝引き分け再試合、早稲田大学野球部100代主将、史上6人目の30勝300奪三振、2010年秋のリーグ戦50年ぶりの早慶戦での優勝決定戦(優勝決定戦自体は1990年立大-法大以来で20年ぶり)と「確かに何かを持っている」といえる。
「その持っている何かは“仲間”です」なんて、普通の人が言えばクサい台詞だけど、斉藤投手が言うとクサくないから不思議だ。

北海道日本ハムに決まったのも、駒大苫小牧との熱戦より、ドラフトで競合した他の3球団(ヤクルト、ロッテ、ソフトバンク)より縁が深く、「何かを持っている」と思える。
「何かを持っている逸材」だけに、少し早いが、本人の自己管理だけでなく、「女性関係に関する佑ちゃんシフト」を球団としても敷いて、「類まれないカリスマ性」を失わせないようにして欲しいと思う。

話はちょっと変わるが、斎藤佑樹投手が所属する早稲田大学は、優勝がかかった早慶戦がまだ終了していないことを理由に、ドラフト後の取材を制限し、記者会見を11月4日まで行わなかった。
しかし、フジテレビ系列のKTS鹿児島テレビがドラフト翌日の10月29日に放送した夕方のニュース番組「KTSスーパーニュース」の県内ニュース枠の中で「放送倫理的には問題となる形で“スクープ”」していたという。

「放送倫理的に問題なスクープ」の内容は、「斉藤選手の許可なしに、“北海道日本ハムに入団する意思”を、声を入れて放送した」のだ。
経緯としては、KTSが、地元、鹿児島工高出身で北海道日本ハムからドラフト4位で指名された九州産業大の榎下陽大投手を密着取材し、ドラフト当日の28日に、榎下投手が、斎藤投手にプライベートで電話した場面をカメラで映したのだ。
斉藤選手に加え、楽天の田中投手にも榎下投手は連絡し、田中投手の許可なく声を放送したらしい。

このことについて、日刊スポーツの取材で、KTSの永吉周一報道部長は「お互いプロから指名を受けた喜びや高揚感を仲間のきずなの強さを示す場面として放送しました。承諾についてはやはり取るべきだったと思っております。今後このようなことのないように部員、スタッフにしっかり指導してまいります」と話したという。
ただ、状況からして、どう考えてもテレビ局は「地元選手(榎下投手)を通じて親交の深い有名選手(斉藤投手、田中投手)の生の声を取りたかった」だけではないかと思う。
したがって、斉藤投手や田中投手への電話は、榎下投手の意思で「ドラフト直後の感想を斉藤投手に聞きたくて電話した」のではなく、テレビ局側の意向が大きかった気がする。

KTSはフジ系列であり、「あるある大事典Ⅱ」で問題になった関西テレビとは系列局になる。
あれだけ「あるある大事典Ⅱ」で放送倫理が問題になり、検証放送を放映し、再発防止策を実施してきたのに、その教訓は活かされていなかったといえるのだろう。
永吉報道部長は「今後このようなことがないように部員やスタッフ指導する」といっているが、これで「問題解決終了」と思っているとするならば管理者として認識が低い。
要は、「現状の部員やスタッフをいくら指導しても再発防止のシステムや社内体質を改善」しなければいずれ、またこの手の問題は再発するだろう。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ201号より)

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