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2010年10月24日のテレビ朝日系列の報道番組「サンデー・フロントライン」にリクルート創業者で、リクルート事件で執行猶予付きの有罪判決を受けた江副浩正氏が約20年ぶりにテレビ生出演するというので、注目して視聴してみた。

テレビ生出演のきっかけとなったのは「検察庁特捜部」についてだ。
この日の生放送では、ジャーナリストの大谷昭宏氏が、江副氏にインタビューするような形式で行われた。
大谷氏が江副氏に尋ねた質問は、
◇特捜の取り調べの実態
◇検察の取り調べの可視化について
◇特捜部の存在意義
などについてだった。

江副氏が取り調べを受けた時は、「土下座」「取調室の壁と鼻がくっつくほどの距離」などを指示・強制されたという。
江副氏曰く「検察官から指示されるから仕方なく指示に従った」という。

また、取り調べについては「検察上層部が描いたストーリーが確かにあった」という。
つまり、供述調書は「検察が描いたストーリー」にしたがって、基本的には作成されていくもののようなのだ。
供述調書については、検察官から「署名しないとここ(拘置所)から裁判所に通うことになるぞ」と言われるので、接見弁護士と相談すると「(供述調書の内容を署名により)認めると有罪になりますよ」と言われたが、「拘置所にいるのはつらい」ので署名したというようなことを大谷氏に語った。

さらに、検察官によるテクニックとして「供述調書を修正したければ字句や言い回しを直していいよ」と言われるのだそうだ。
おそらく、検察官は「裁判で重要なポイントになる部分(要は検察側が描いたストーリーから外れる部分)は修正させない」のだろう。
しかし、大勢に影響がない部分は、被疑者に供述調書を修正させて、捺印、署名をさせるのだ。
すると、それが裁判になった時の裁判官の印象としては「被疑者が自ら調書を修正しているのだから、調書の内容は信憑性があるのだろう」と捉えるわけだ。
う~ん、検察ってズルいというか、ずる賢い。

あと、コワイなぁ、と思ったのは、ある事件で容疑者が逮捕されて拘置所に入ると、取り調べが始まるわけだが、その状況は「検察が積極的にマスコミに記者クラブを通じた記者会見と言う形で情報をリーク」する。
すると、マスコミは、「検察の公式発表だから真実だとしてニュースバリューのある事件だとじゃんじゃん報道」する。
すると、検察は容疑者に対して「マスコミがこれだけ(あなたが起こした事件について)騒いでいるから社会的な影響も考慮して起訴せざるを得ないんだ」というようなことを言い出すのだそうだ。
しかも、江副氏の場合、あとで報道を検証すると「自供する4日前に“江副浩正が自供した”として報道されていた例もあった」のだという。

つまり、検察が描いたストーリーを、世間に信じ込ませ、「やっぱり奴はクロだったんだ」と思わせるような既成事実をマスメディアを使って作り、マスメディアによって世間がいだいた印象を背景に「これだけ世の中を騒がしたんだから裁判でシロクロつけるしかないだろ」と容疑者に検察は迫るわけだ。

堀江貴文氏も江副氏とおなじような事を著書で書いていたが、このように、「特捜部に逮捕されて取り調べを受けた人の経験談」をお聞きする限り「取り調べの全面可視化は必須」だと思う。
部分的可視化では「逆に検察に都合のいい部分しか可視化されない」恐れが絶対にある。

ただ、江副氏は「特捜部は必要な組織である」という。
やはり、政治家などの影響を受けない検察機能は必要、との考えなのだろう。
しかし、そのためには、取り調べの可視化はもちろん、組織態勢や仕組みの大改革も併せて必要だろう。

それにしても、20年近くぶりにテレビを通じて拝見した江副氏(74)は、ずいぶんと老け混んでいた。
私たちの記憶にあるのは50代前半の江副氏だから当然なのだが、滑舌は悪くなっているし、しわも増え、肌のハリやツヤも、江副氏に対して大変失礼ながら、「元気な70代」より、よくなかったように感じた。
あれだけ積極的かつ意欲的にビジネスの第一線で活躍していた方の身体的衰えを見ると、ちょっとさびしい。
「社会から少し距離を置いた立場」になると老化は進んでしまうんだろうな、と思う。


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