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元国家公務員制度改革推進本部事務局審議官で、現在、経済産業省大臣官房付の古賀茂明氏が、ここの所、国会に呼び出されたり、各ワイドショーに呼ばれたりして話題になっている。

私の7月29日付のブログでも、古賀氏については紹介させていただいたが、まぁ、古賀さんは自分の立場が危ういのを顧みずに、極めて国民のために、公務員制度改革に真摯に発言していただいている。

10月20日は、スーパーモーニングに出演していたが、民主党政権になってから、国民が期待している公務員改革が進んでいない理由を冷静に分析していた。
改革が進まない一番の理由は、「菅内閣が政権を長期政権にしたいために官僚と手を握ったこと」なのだという。
つまり、情けない話であるが、菅内閣が目指しているものは「国民の利益よりも長期政権」なのだ。
長期政権を維持するためには、官僚と対峙した対決姿勢では維持が困難だ。
そこで、一番、「手を握りやすい」部分について妥協した、と言うのが実態なのだ。

私たちは、菅内閣で公務員改革が進まず、官僚が作った作文を棒読みしている菅首相に、違和感を持っており、うすうす想像はしていたが、現役官僚の古賀氏がこのように分析していると説得力がある。
それにしても、菅氏を支持し、昔からのファンの国民は数多いと思うが、これが菅氏の現状であるなら、本当にがっかりだ。
「市民運動出身」という経歴から「自分の事よりも国民のためになることを優先する」と思っているが、それは虚像であり、嘘っぱちと言うことになる。

古賀氏の話題に戻るが、古賀氏の話しを聞いていて感じだとは、「徹底した原因追求型の思考でコメンテイターらの質問に答えている」と言う点だ。
例えば、

◇古賀さんのように考えている官僚はいるのですか?

という質問に対しては、

◆入省した時は、「給料が安くても国民のために頑張るぞ」と多くの官僚が思っている。しかし、「国民のためよりも省のために活躍した人が出世する仕組み」になっている。そのため、気がつくと組織に飼いならされて、組織(省)を守るために働くようになる。
だから、公務員改革するには、まずは、出世の仕組みを変えることが先決だ。
したがって、私ぐらいの世代(古賀氏は1980年入省だから53~4歳と思われる)は、いずれ、今の制度のお世話になるのだから、仮に「制度改革するべき」と思っても、変えることができない忸怩(じくじ)たる思いで黙っている人が多いと思う。
ただ、若い官僚には、私の考えを支持して応援してくれる人は多い。

と回答していた。

また、「“天下り”から“現役出向”」と形を変えて関連法人に官僚が派遣されていることに関して古賀氏は、

◆そもそも、「天下り」が、なぜ問題なのかを認識する必要がある。
天下りの問題は、2点ある。
それは、
・天下りポストを作ることでそのポストを維持するためにムダな予算が生まれる
・民間に天下りポストを作ることでその業界に必要な国民が望む規制緩和が進まない
ということである。

と回答していた。
(※古賀氏の発言(◆部分)は、メモをほとんど取っていなかったので、言い回しは違うと思うが、趣旨はこのようなものだったと思う)

これらの回答を見ていただければ分かるように、古賀氏は、「公務員制度改革が進まない理由」と「天下り問題の本質」を分かりやすく解説していた。

民主党政治と言うと、わたしたち国民は、メディアが「事業仕分け」など派手なパフォーマンスばかりを取り上げるので、そちらに目が言ってしまうが、「国家予算のムダ削減の一丁目一番地が公務員改革である」と言うのがよくわかる。
それにしても、国民が期待している菅直人氏は、もういないのだろうか、それとも、もともと幻想だったのだろうか。

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