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テレビのワイドショーを見ていたら、「“日本ギャルママ協会”という全国の若い母親たちで作る市民団体」が紹介されていた。
確か、その時の話題として、7月に大阪のマンションで発見された「2児死体遺棄事件」など、児童虐待が相次ぐ中、孤立する仲間を救うために、会員を対象にしたメール相談サービスを開始した、という報道だった。

テレビは、何気なく眺めてしまったので、ネットで情報検索すると、「日本ギャルママ協会」とは、「2010年1月に設立」され、「全国のギャルママ系育児サークル80団体の15~39歳の母親約4600人が参加」している団体であるそうだ。

日本ギャルママ協会のウェブサイト
http://galmama.jp/
を見ると、設立目的として
1.ギャルママの保護および生活の向上
(子供は社会の宝であり、保護者であるギャルママの保護や生活の向上がその子供たちの 未来へと繋がる)
2.ギャルママ文化の普及および社会的立場の確保
(見た目だけで判断されることが多く社会的に不自由が発生している)
の2つを掲げている。

ちなみに、「日本ギャルママ協会」による「ギャルママ」の定義は、
1.年齢に制限はない。
2.見た目がギャルである。
3.子供がいる。
4.今時のファッションを取り入れるのが敏感である。
5.世の中のトレンド(流行)に敏感である。
(ギャルママの例:益若つばささん、桃華絵里さん、辻希美ちゃん、AKIさん・・・)
なのだそうだ。

私の想像であるが、「ギャルママ協会設立」や「メール相談サービス開始」の背景には「世の中の偏見」や「イメージで判断する人」が多いことが挙げられる。
つまり、「派手な外見と子持ち」という「イメージと偏見」より、「行政窓口で相談しづらい」側面があるのだろう。

また、
◇核家族化
◇ギャルママ自体が親から愛情を受けて育っていない
◇精神的に大人になる前に子供を生んでいる
という状況から「育児やしつけ、子供との接し方」などについて、世代間の伝承が薄く、「お手本となる子育て」や「子育てのあるべき姿」がギャルママの多くはイメージできていないのだろう。

「子育てのイメージ」がないから、誰かに相談することになる。
しかし、行政窓口では、「聞きたい事、言いたい事」が伝わらないし、「自らの境遇を担当職員に咎められている気分になる」といった状態になる。
また、仮に、「子育て経験のある中年や高齢女性」と知り合っても「私たちの時代は・・・」とか「まずは、親らしい身なりをすること・・・」などの考えを押しつけられ、「今の時代の価値観にあったギャルママの多くが知りたい事」を教わることができないのではないだろうか。

これらの状況から見えてくる社会システムの問題としては、
◇希薄になりつつある世代間の情報の受け渡し
◇互いの価値観を理解し合える能力
◇コミュニケーション能力
◇ものごとをイメージ優先(先入観)で捉える
◇偏見
などが考えられる。

「希薄になりつつある世代間の情報の受け渡し」以外の問題について、個人的には、これらを解決する方向性としては、
◆ニュースや日常の出来事などに、積極的に耳を傾ける
◆価値観の違う情報を積極的に入手する
◆先入観や偏見をコントロールする
そして、根本的には、
◆ものごとを深く捉え、考える
ことが重要だと考える。

ひとは、ものごとを考える時に、これまでの経験や疑似経験情報から、行動を決定している。
したがって、類似経験を含め経験がないことは、想像ができないから、行動することを恐れる。
恐れがあると、行動することを躊躇するし、自分には関係のないこと、関心のないこととしてどんどん情報を意識的かつ無意識のうちに排除していってしまう。
つまり、多様な価値観を認識・理解すらできなくなるのだ。

また、ものごとを深く考えないと、イメージ先行で、感覚的にものごとを判断する傾向が強くなり、「感覚的に受け入れないもの」を否定し、遠ざけようとする。
すると、感覚的に嫌いなものや苦手ないものに対して、「偏見」が強くなっていく。

今月、千葉の中学3年生が口と耳が不自由なホームレスの男性に熱湯、約500ミリリットルをかけ、首や肩などに約1カ月の大やけどを負わせ、傷害容疑で逮捕された事件が発生した。
この中学生は、取り調べの中で「石を投げるくらいにしておけばよかった。リアクションが面白くてやってしまい、悪いことをした」と容疑を認めていると言うが、そもそも「石を投げるぐらいにしておけばよかった」という認識自体が間違っている。
身体の不自由なホームレスをまともな人間として捉えていない「偏見」があるから「リアクションを楽しんでいた」のだし、ものごとを深く考えないから「熱湯を掛けたらどうなるか」というという発想が欠如していたのだ。

現代社会は、情報があふれている「情報過多」の時代だ。
だから、自分自身で自律して情報をコントロールしなければ、食事と一緒で「好きなもの」しか食べないことになる。
「ギャルママ」に対する世間の見方が変わる、「ギャルママ自身」の考え方が変わるためには、まずは、「様々な種類の情報を数多く、しかも深く捉える」ことで「自分自身で先入観や偏見をコントロールする」ことが重要なのだろう。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ198号より)

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