(パソコンでアクセスしている方)
http://www.mag2.com/m/0000218071.html
(携帯でアクセスしている方)
http://mobile.mag2.com/mm/0000218071.html
2010年10月1日の夜遅くに「証拠隠滅容疑」で逮捕された前田主任検事の上司にあたる前特捜部長の大坪弘道京都地検次席検事と前副部長の佐賀元明神戸地検特別刑事部長が「犯人隠避容疑」で逮捕された。
世間では、この逮捕劇について、
◇やむを得ない判断
◇真相究明に繋がる
と評価している。
私も、前特捜部長と前特捜副部長の逮捕は、「犯人隠避容疑」が立証しにくいといっても、これだけ、検察に対する国民の不信感が募っている以上、疑惑がある人物を検察内部に「無傷」で残しておくわけにはいかないので、仕方がないのかな、とも思う。
ただ、この逮捕で、「この事件は当時の大阪地検特捜部内に限られた事件」として、問題の幕引きを図ってしまうのだとしたら、それこそ、問題だと思う。
個人的には、私は「大阪地検特捜部の解体」派ではない。
大阪地検特捜部が社会的に果たしてきた役割は大きいと思う。
ただ、大阪地検特捜部を含め、検察内部の特質は、仕組みとして改善すべきではないかと思う。
例を挙げれば、
◇検察の筋立てしたストーリー優先体質
◇裁判における弁護側証人や証拠よりも供述調書優先主義
◇仲間意識が芽生えやすい検察内部の人事異動
◇押収した証拠品に関する改ざん、改変など情報セキュリティ体制
◇特捜部は、逮捕・捜査・起訴を一貫して実施でき、プロセスが検証されにくい体制
などである。
このような特質があるため、「身内をかばう体質」が生まれ、検察が筋立てした供述を取った(作文できた)検察官は、「エライ」と組織内部で評価され、出世するシステムになっていったのだ。
以前のブログでも書いたが、まさに、この状況は2000年に発生した東北旧石器研究所の元副理事長であった藤村新一氏が引き起こした「旧石器捏造事件」と似ている。
藤村氏は、以前から次々と、それまでの「定説」を覆すような地層からの石器を発見しており「ゴットハンド」と言われた。
つまり「考古学に関係するものが事実をねつ造するわけがない」という思い込みから、多くの高名な学者までもが、「新発見」として藤村氏の功績を称えていったわけだ。
このような「検察内部の仕組みの改革・改善」は、検察内部の自助努力に期待するだけではダメで、国民に選ばれた政治家が検察システムの見直しに着手すべきなのだろう。
この事件に関して、菅首相や仙谷官房長官はインタビューで「検察の捜査状況を見守ります」というような回答をするが、「捜査状況は捜査状況」(司法判断)、「検察組織の改善は改善」(政治の役割)として、政治家のやるべきこともあるはずなのだが、それらについて言及はないし、マスメディアの突っ込みも少ないのは、残念だ。
民主党政権は、こうしたところでも、どのような手を打つのか、真っ当な国民は見ていますよ、と強く認識して欲しいと思う。
(パソコンでアクセスしている方)
http://www.mag2.com/m/0000218071.html
(携帯でアクセスしている方)
http://mobile.mag2.com/mm/0000218071.html