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受託収賄やあっせん収賄など4つ罪に問われて、1審、2審の有罪実刑判決を不服として最高裁に上告していた鈴木宗男被告に対し、最高裁は、上告を棄却する決定をした。

自分を変える”気づき”の話-20100908160755.jpg

鈴木宗男氏は、ご存知のように、元農林水産大臣などを歴任した故中川一郎衆院議員の秘書を経て、1983年12月の衆院選に初当選し、自民党時代は、北海道開発庁長官や官房副長官を務めた。
また、現在は、比例代表北海道ブロック選出の衆院議員として、新党大地の代表を務め、衆院では外務委員長を務めている。

各マスメディアの報道によると、最高裁の上告棄却の決定は、9月7日付で、一、二審判決を最高裁判例違反などとした鈴木被告側の主張を「上告理由にあたらない」と、5人の裁判官の一致した意見として退けたのだという。
ちなみに、「一、二審判決で認定された事実」は、
1)鈴木被告が道開発庁長官などの職務に就いていた1997年10月から1998年8月にかけ、北海道開発局発注の港湾工事をめぐり、網走市の島田建設から工事を受注できるように請託を受け、見返りに600万円のわいろを受領した(受託収賄)
2)官房副長官だった1998年8月には、帯広市の製材会社やまりんから国有林の盗伐に伴う行政処分に絡み、処分による損害の回復措置を林野庁に働きかけてほしいと依頼され、500万円をわいろとして受け取った(あっせん収賄)
3)資金管理団体の1998年分の政治資金収支報告書に約1億円の寄付収入を書かないなど虚偽記載をした(政治資金規正法違反)
4)2002年3月の衆院予算委員会の証人喚問で、島田建設から政治資金収支報告書に記載した以外の資金提供はないなどと虚偽の証言をした(議院証言法違反)
の4つである。

上告棄却により、法律的には、 鈴木被告側が上告棄却の決定文を受け取ってから3日以内(土、日を除く)に最高裁に異議申し立てができるそうであるが、専門家の見方としては、結論が変わる可能性は殆どないのだという。
したがって、「有罪確定→議員失職」という流れになり、「すでに拘置された220日」を除いた約1年5ヶ月間収監される。
しかも、刑期満了から5年間は、選挙権も被選挙権も停止される。
つまり、1948年1月31日生まれの鈴木氏の公民権が復活する時は、すでに69歳となっており、一般的には「政界引退」をしてもいい年齢だ。

それにしても、このタイミングでの「上告棄却」は、民主党と共闘し、小沢一郎氏を支持する鈴木氏に対して、「司法の意図」をなんとなく感じずにはいられない。
9月9日には、民主党代表選の立会演説会が札幌(大通公園15時~)で開催されるが、菅氏または小沢氏のどちらへ投票するか決めかねている国会議員票、地方議員票、党員・サポーター票には、影響を与えるに違いない。

鈴木氏は、8日の記者会見で、
「密室での取り調べと一方的な作文でつくられた調書を金科玉条のごとく採用された」
と検察の捜査手法や最高裁の決定を批判した。
また、今までも、「検察の小さな功名心のために罪をきせられた」、「国策捜査である」など、検察非難を繰り返している。
小沢氏が総理大臣になると、おそらく、公務員改革、司法改革に本気で着手するだろうから、官僚や国家権力サイドとしては、小沢氏は「脅威」であるし、鈴木氏は「疎ましい存在」に違いない。

個人的には、数年前に、すすきのの飲み屋さんで、隣席に鈴木宗男氏がいらっしゃって、拘置されていた当時のお話を少しだけ伺ったことがある。
実際にお会いしてみると、世間のイメージよりも、ものすごく物腰の低い方でびっくりした。
その時「オレは古いタイプの政治家かもしれない」と自身を評価されていた。
人柄としては「困っているなら俺に任せなさい!」タイプだし、献金の総額も一時は、小沢氏に次いで政界で上位2~3位になっていたこともあるから、「熱烈な支持者やファン」も多い。
したがって、単なる衆院議員なら「職務権限がない」で済んでしまうが、開発庁長官や官房副長官という立場がある時であれば、「法律的にはグレーと認定でき得る」部分が多々出てくるのが鈴木宗男氏なのだろう。

鈴木氏と同じく拓殖大学出身で、「叩き上げ政治家としての実力者」だったKSD事件で逮捕・有罪判決を受け(22ヶ月の実刑)、201055日に刑期満了した元労働大臣の村上正邦氏もなんだか鈴木氏とダブる。


既得権やタブーに果敢に切り込む“虎の尾を踏む”タイプの政治家は「うざい存在」だから、国家権力は、虎視眈々と「法律的に違反と問える」時を待っているのだろう。

9月8日に開かれた記者会見で、鈴木氏が、
「“犯罪者の家族”といわれるのが申しわけない」
「バッジがあろうがなかろうが、アイヌ民族の権利確立や、政治は弱い人のためにあることを若い有為な人たちに訴えたい」
と語った言葉が印象的だ。
刑期を終えた後に、鈴木氏がどんな活動をされるのか、注目していきたいと思う。


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