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福山雅治さんが時代劇ドラマ初出演で話題を呼んでいる、NHK49作目の大河ドラマ「龍馬伝」の放送が後半戦に入った。
対立しあっていた薩長関係を薩長同盟としてうまく取りまとめ、「日本を変えていく」様子は「幕末好き」にとってはたまらない。
先週(8月22日)放映されていたシーンのひとコマでは、幕末の志士高杉晋作が坂本竜馬に「護身用」の拳銃を贈っていた。
この拳銃は、寺田屋事件で、龍馬が捕り方に襲われた時に応戦し、危機を脱したといわれる歴史的な拳銃だ。

ただ、視聴率的には、当初より、若干、下降気味だという。
芸能マスコミの分析では、「登場人物が男性ばかりで、色気がない」ことが一因らしい。
注目の「龍馬の妻おりょう」も、現状、視聴者の期待する「おりょう」像よりそっけない女性像で「龍馬との恋愛話」も進展があまりない。
「そっけないおりょう」を演じる真木よう子さんが、今後、龍馬とどんなふうに仲良くなっていくのか、期待してみてみたい。

話は変わるが、8月27日付の産経新聞(電子版)が、高知県立坂本龍馬記念館に展示してあった龍馬愛用のものと同型の拳銃が、高知県警から「銃刀法違反の疑いがある」との指摘を受けて撤去されたことを報じていた。

この拳銃は、坂本龍馬が高杉晋作から贈れた拳銃と同型のもの(米国スミス・アンド・ウェッソン社製の「モデル2アーミー」)で、松山市の個人宅で見つかり、高知市の坂本竜馬記念館に8月中旬に寄贈され、約1週間展示をしていた。

しかし、高知県警は、
◇銃刀法4条では、博物館での展示が認められている
◇ただし、銃刀法3条では、展示する場合は、公務員が管理する場合に限る
◇坂本竜馬記念館は県立ではあるが、運営は民間の文化財団が委託を受けて実施している
といった理由より、「銃刀法違反の疑いがある」と指摘したのだ。

高知県警の言い分は・・・たしかにねぇ。。。
杓子定規にいえば「実質的に博物館を運営管理しているのは民間人」⇒「銃刀法で認められている公務員が管理していない」⇒「したがって展示はNG」となるだろう。

ただ、法律の趣旨はおそらく「博物館と名がつけば、どんなレベルの博物館でも拳銃の展示がOKとなってしまい、管理がずさんな博物館が原因で、たとえば、拳銃が外部に流出するなどして、市民生活に危害を与えるてしまうことを防ぐために、“公務員の管理下が条件”と縛りを掛けた」だけであろう。

したがって、高知県警としては「銃刀法の運用レベル」について、
◇県立や市立など公立で設置されている博物館は、原則OK
◇公立博物館の運営が民間委託されている場合は、外部委託の管理状況を確認する
などして、「実情に合わせて柔軟に運用すべき」であろう。

それにしても「公務員は民間人と違って特別」というおごりなのか、「法律では公務員のみOKとなっている」という杓子定規な解釈をすることで「問題があった時の責任逃れの材料としたい」だけなのか、よく分からないが、高知県警の判断は残念である。

欧米の法律は「○○してはいけない」という「禁止法」、日本の法律は「○○してもよい」という「許可法」であるということが、一般的に言われる。
今回のケースは「公務員が管理する場合は拳銃の展示を認めるよ」となっているから「公務員以外は、実質的に問題はなくても、法律的にダメ」という判断をすることになる。
「民間人が管理する場合は拳銃を展示してはならない」という法律であったなら、高知県警はどんな判断をしたのかな?と思う。


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