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先日、「環境経営システム」の導入意義や「経営への活かし方」のポイントについて解説する取材があった。

この取材を通じて改めて再認識したのは、「企業が環境負荷削減に取り組む本質やその意義」について、「世間の多くの人は誤解している」ということである。
この取材では、私にPR用DVD出演依頼をしてきた損保会社のF室長は「私の回答がイメージ通り」だったようであるが、「環境経営システムについて多くの取材と映像制作をされている制作会社のMディレクター」にとっては「私の回答は意外な面」も多くあったようだ。

特に、私が熱弁(笑)した「事務活動中心の事業者における環境経営システムの在り方」については「環境省が定めたエコアクション21のガイドラインの趣旨と違うのでは?」、「独自の主張であり、一般的には受け入れられていない考え方では?」と言うような疑問を投げかけられた。

率直に言って、「Mディレクターがこうした疑問」を持つのは、ごもっともだろう(笑)
一般的に「環境負荷低減への取り組み」といえば、「こまめに電気を切る」「歯磨きの際は、水を出しっぱなしにしない」「ゴミの分別を徹底する」「裏紙を使用して紙の使用量を減らす」「車を利用する場合は急発進、急ブレーキを控え、アイドリングストップに努める」・・・など「規律」「心掛け」といった「人としてのあるべき行動規範の徹底」的なことが【環境経営】と思われているからだ。

しかし、誤解を恐れずに言ってしまえば、それらは「環境負荷低減」ではあるが「環境経営システム」ではない。
経営学者の故ピーター・ドラッカー博士流に言えば、「企業の目的」は、【顧客の創造】つまり「マーケティング」(顧客のニーズを探り、対応する製品やサービスを提供する機能)と「イノベーション」(顧客の新しい満足を創り出していく機能)である。
したがって、「顧客の創造」のための活動の延長線で「環境経営システム」(エコアクション21の取り組み)を捉えなければ、「企業が環境経営に取り組む本質的な意義」はない。

青臭い話をすれば、「企業は、製品やサービス、関連する活動を通じて製品やサービスを購入するお客様や企業とかかわりを持つ人に付加価値を与えている」のだ。
別の言い方をすれば、「誰かに対して付加価値を与えること」が無いのであれば、企業として社会の一翼を担う意味がない。

したがって、「環境経営システム」を考える場合も、「製品やサービスをお客様に提供することを通じた一連の業務プロセス」の中で「環境負荷低減」を考慮し、捉えることが本質である。
そのように捉えれば、「単なる節電」や「単なる節水」は、「製品やサービスをお客様に提供することを通じた一連の業務プロセスの一部」ではあるが、メインではないことは誰が考えても明らかである。

「環境負荷低減」を捉える上では、次の4つのカテゴリーがあると考える。
つまり、
1)規律レベルの環境負荷削減
(例:使用していない部屋の電気をこまめに切る、手洗いの際に水を出しっぱなしにしない、廃棄物の分別の徹底、アイドリンクストップ など)
2)ミスやロスの削減による環境負荷低減
(例:クレーム処理回数を減らすことに基づくエネルギー等の削減、やり直し作業の削減による資源の使用量削減 など)
3)お客様や取引先の環境負荷低減や法規制・緊急事態などリスクを低減する商品やサービスの提案
(例:省エネルギー設計、VE提案、リスクの想定と対策提案 など)
4)環境に関わる社会的貢献
(例:近隣の清掃活動、植樹活動、環境活動団体への寄付 など)
である。


しかし、世間一般の認識やイメージは、
「企業が環境に取り組んでいる」=「上記の1)や4)に取り組んでいる企業」
なのだ。
しかし、1)や4)の「規律や貢献活動」は「確立してしまえば終了」である。

しつこいようであるが、
「企業活動の本質は“顧客の創造”」
である。
その上で「環境経営システム」を考えれば、「永遠に“終了”しない取り組み」・・・つまり、ひらたくいえば「業務改善」や「社会的ニーズに合致した製品・サービスの提供」といった「仕事内容の継続的な見直し、改善活動」が環境経営システムとして取り組むべき企業の本質なのである。

「環境経営システム」に限らず「マネジメントシステムを経営に活かしましょう」「マネジメントシステムの導入・活用は経営ツールとして有効です」といったことを導入している企業やコンサルタント、マネジメントシステム監査員はよく言う。
しかし、これらを語る人のうち、「どれだけの人が、どのような思想で、具体的にはどのように経営ツールとして有効なのか・・・要は、マネジメントシステムを経営ツールとした組織の成功ストリーへの道すじをきちんと説明できるのだろうか」と思うのである。

「マネジメントシステムは経営ツールです」と思っている、あるいは、口にされる人は「マネジメントシステムを活かすというのはどのようなロジックに基づいているのか」の本質を再確認し、再認識すべきなのである。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ189号より)

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