【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】
(パソコンでアクセスしている方)
http://www.mag2.com/m/0000218071.html

(携帯でアクセスしている方)
http://mobile.mag2.com/mm/0000218071.html


「組織の指揮官や教育管理で、これほど組織は変わるのか?」と実感した出来事が今年のプロ野球で発生している。
ひとつは、
1)『東京ヤクルト』の小川淳司監督代行
ふたつめは、
2)パ・リーグの若手スタープレーヤー誕生
である。

「小川淳司監督代行」の場合は、なんといっても、「借金19で高田前監督から監督業務を引き継ぎ、現時点(2010.8.13)で借金1まで減らした」功績だ。
つまり、小川監督就任(5月27日)以降の55試合で「36勝18敗1分け」で、貯金18なのだ。
小川監督代行は、選手の信頼が厚いという。
その理由は、
◆選手間で納得感ある選手起用
◆きっちりとした役割分担
◆減点評価をしない
といった点である。
これらを繰り返していくと、チームの雰囲気がめちゃくちゃに良くなる。

上記の例を挙げれば、代打を送る場合は「結果を分析して、相性が良い選手を起用する」とか、「“先発、中継ぎ、抑え”や“レギュラーと控え”の役割の明確化」である。
これは、「失敗」しても「最善の選択だった」と納得があるし、「与えられた役割を最大限発揮するような身体と精神の準備」を可能にするのだ。

チームの雰囲気がよくなれば、連帯感が生まれ、プレーに対するやる気やモチベーションが向上するのは当然なので、よい結果に繋がるのは、自明の理である。

それから、ふたつめの「パ・リーグの若手スタープレーヤー誕生」であるが、現在、若手スタープレーヤーは、パ・リーグにたくさんいる。
夕刊フジによると、顕著なのは投手で、パ・リーグには、田中、岩隈、ダルビッシュ、涌井、和田、杉内など球界を代表する投手がゴロゴロいる。
野手も、T-岡田や入団時から期待されていた中田など順調にスターが誕生している。

しかし、そう言われて振り返ると、セ・リーグには若手スタープレーヤーが少ない。
私なりに、その理由を考えてみると、「選手の教育・育成システムがパ・リーグの方がセ・リーグより確立している」と思うのだ。

例えば、「フリーエージェント」について調べてみると、2005年~2009年までの5年で14組のフリーエージェント事例がある。
ただ、14組のうち、移籍先がセ・リーグであるケースは、11組。
つまり、「資金力があるセ・リーグは、実力が確立した選手を獲得し、起用している」が「パ・リーグは、自前の選手を適切に教育している」と言えるだろう。

「自前の選手を適切に教育する」をいう組織方針になれば、
◇スカウト能力が問われるので、もろもろのスカウティングプロセスが向上する
◇獲得した若手の育成プロセスが向上する
◇若手のモチベーションが向上する
といった効果ももたらす。
要は、仕事のやり方が確立し、仕事の質が継続的に見直され、スパイラルアップしていくのだ。

ビジネス的な組織経営に置き換えても、これらのことは「なるほど、うちもそうだよな」と実感できる部分はあるだろうし、実際、応用できるだろう。
「業務改革」というと財務体質改善や即戦力人材の採用、制度改革などを真っ先にイメージされる方が多いが、「業務プロセスを絶えず改善する」「自分自身のものの見方や考え方、行動を改善する」といった「プロセスやシステムを見直す」ことで、組織は劇的に「効率のよい結果」を残すことができるのであろう。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ189号より)

【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】
(パソコンでアクセスしている方)
http://www.mag2.com/m/0000218071.html

(携帯でアクセスしている方)
http://mobile.mag2.com/mm/0000218071.html