(パソコンでアクセスしている方)
http://www.mag2.com/m/0000218071.html
(携帯でアクセスしている方)
http://mobile.mag2.com/mm/0000218071.html
(「コラム1」のつづき)
B)審査に対するダメな態度
1)以前の審査における指摘や気づき事項(改善の余地)の内容を把握していない
2)以前の審査における指摘のフォローアップをしていない
3)以前の審査における気づき事項について、その後、社内で議論し、どのように考えたのか検討したことがない
4)審査員と対峙した関係や雰囲気を作る
5)外部の人(審査員)には「自社のことはわからないはず」と決めつけ「学ぶ姿勢」がない
6)指摘や気づき事項が数多く検出されることは、よくないことであると考えている
(※気づきが検出されにくい部署は、外部に対する透明性が薄く、審査員に気づきを得る機会がなかったとも言える)
7)指摘や気づき事項の多寡で単純にその部門のマネジメントシステムの適切性を上司や担当役員、経営者などが判断する
(※たくさんのコメントをもらった部署を責める姿勢は審査を無益な活動にしてしまう)
8)審査員が他業種の業務経験や数多くの審査で得られた知識などからコメントする事例などコメントの内容は「全く学ぶべきところがないと決めつけている
(※つまり、自業種の常識は他業種では非常識(またはその逆)を知り、理解することで、気づきを得て新たな発想が創出される)
そもそも「第三者審査」を受審し、認証登録されることの最大のメリットとは、
「外部に対するマネジメントシステムの保証」
である。
つまり、
「審査員に、自分たちの仕事の仕組みについて顧客や利害関係者を代表してチェックしてもらっている」
という位置づけを認識・理解し、関係者に周知させておく必要がある
また、審査員は、
「社外一の当社のよき理解者であり応援団である」
との認識に立って
「顧客に接し、説明する時」
のような姿勢・態度で審査に臨むことが重要である
(以上が企業から依頼を受けて書いた内容)
しかし「人は他人に評価される」ということに対して「なかなか前向きにとらえる」ことはできず、むしろ「他人に評価されることを嫌う性質がある」と実感することが多い。
「他人に評価されコメントをもらう=自分に落ち度がある」と「コメントされた本人もその上司も経営者」もまだまだ「心の底では“コメントがあること”自体をネガティブに捉えている」のが実情である。
『継続的改善』とは、
「常に“改善の余地”を作り出していくことで、自ら作り出す、あるいは審査員に見つけてもらえないことは“仕事の能力が低いことである”」
という認識を持たなければ、
「“仕事の仕組み”の審査=ISOなど認証制度」
を組織も顧客らも真に活用することはできないのである。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ151号より)
(パソコンでアクセスしている方)
http://www.mag2.com/m/0000218071.html
(携帯でアクセスしている方)
http://mobile.mag2.com/mm/0000218071.html