【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】
(パソコンでアクセスしている方)
http://www.mag2.com/m/0000218071.html

(携帯でアクセスしている方)
http://mobile.mag2.com/mm/0000218071.html


2010年7月28日に「111歳で、全国長寿番付2位とされた東京都足立区の加藤宗現さん」が、30年以上前に亡くなっていたことが分かって、世間を震撼させている。

それにしても、一般的には不思議な事が重なっている。
例えば、
◇加藤さんが「即身成仏する」と言い残して自室に籠ると誰も部屋を開けなかった
◇加藤さんの娘は孫に対して「ほおっておきなさい」と存在を無視
◇53歳の孫によると、「祖父は厳格な人なのでドアを開けるのが怖かった」と説明
◇加藤さんの教師だった奥さんは2004年に101歳で亡くなっており長寿だった
◇加藤さんの奥さんは加藤さんの安否について心配していなかったのか
◇区の職員が加藤さん宅を訪問しているが81歳の娘の「生きている」という主張を鵜呑みにしていた
などだ。

こうして「一般的にはちょっと不思議な事」を並べてみると、「ひとつひとつの出来事」は、「そういうケースもアリかな?」と思ってしまう。
例えば、「加藤さんが自室に籠ったまま戸を開けなかった」点についても「2000年1月に発覚した新潟少女監禁事件」のように「同じ住居内の1室に9年2ヶ月も少女が監禁されていたことを家族も知らなかった」ケースがあったように、家族内でも「触れないことにしよう」「知らないことにしよう」という「その家族にとってアンタッチャブル」なものが存在するということは、意外とあり得る話なのかもしれない。

日本では、1911年以前に生まれている人は、老齢福祉年金として年間数10万円が支払われる仕組みになっている。
加藤さんの奥さんが亡くなった2004年以降は月額14万程度の遺族共済年金を「生きているとすれば」加藤さんは受け取れる事になる。
ただ、老齢福祉年金と遺族共済年金の両方を受け取ることはできないので、加藤さんはどちらかを選択するしかない。

メディアでは、何者かが受給金額の多い遺族共済年金を選択したらしい、と報じている。
私の勝手な憶測であるが、
◇加藤さんが自室に籠った1978年ごろ
→厳格な人で、家族にとって疎ましい存在だから無視
◇1980~1990年代
→すでに亡くなったのかもしれないけど、誰も話題にしなくなる
→娘も高齢になり、年額40万程度の老齢福祉年金(制度の変更により年によって受取額が違う)が家計の支えとなる
◇加藤さんの奥さんが亡くなった2004年以降
→家族としては、加藤さんの「死」を確信しているが、遺族共済年金を受給したかった
という状況だったのではないだろうか。

つまり、年金詐欺があったとすれば、2004年以降で、それ以前は、「詐欺をしようと積極的に手続きを偽ったわけではない」のではないだろうか。
総務省統計局の2009年10月の発表では、現在、日本には100歳以上の方が4万8000人程度いるという。
現在のシステムでは、まだまだ「年金不正受給者」が存在するだろうし、病院で「病死」や公の場で「事故死」しない限り「住民基本台帳上は生きている人」がまだまだ存在している可能性は高いと思う。


【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】
(パソコンでアクセスしている方)
http://www.mag2.com/m/0000218071.html

(携帯でアクセスしている方)
http://mobile.mag2.com/mm/0000218071.html