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2010年7月24日に数学者で評論家としても有名な京都大学名誉教授の森毅氏(82)が大阪寝屋川市の病院で亡くなった。
死因は、敗血症性ショックと言われているが、2009年2月に自宅で卵料理を調理中にコンロの火が衣服に燃え移り、腕、背中、胸に大火傷を負い、火傷は身体の30%に及び、その後は病院での寝たきり生活が続いていたというから、火傷の影響が大きかったのであろう。

20代以下の方には森名誉教授について馴染みがないと思われるが、1991年に京都大学を退官してからは、「ぼちぼちいこか」「ええかげんで、いいんや」という表現に象徴されるように、ひょうひょうとした力まない語り口や人柄、生き方がウケて、テレビ番組に引っ張りだこだった。

変な話だが、個人的には「最近、森先生をテレビで見かけないけど、どうされているんだろう?」と3~4日前にふと気になって、インターネットで調べ「火傷が原因で現在入院されている」ことを知ったばかりの訃報報道だったので、びっくりした。
つまり、森先生の魂が「おれ、そろそろ死ぬよ」と知らせに来てくれたのかな、なんて、勝手に感じている。

それにしても、年老いた時の「火を使う作業」は恐ろしい、とつくづく思う。
1980年代に片岡鶴太郎さんがモノマネをして「おばあちゃんアイドル」としてブレイクした女優の浦辺粂子さんも1989年(87歳の時)に自宅で料理中に着衣の和服にコンロの火が燃え移り、全身の70%が火傷となり呼吸不全で亡くなっている。
歳を取ったら、注意力が散漫になっているから、火が衣服に近づいていることに気づかないし、燃え移っても慌てて、何もできないのではないかと思う。
予防処置としては「電磁調理器に器具を変更する」と言うことが一番の得策なのだろう。

話は、まったく変わるが、幼少の頃、作家の「森敦」氏と数学者の森毅氏をごっちゃにしていた時期があった。
どちらの先生も、
◇白髪
◇眼鏡を掛けている
◇名前が似ている
といった共通点があったため、両先生の年齢は全く違う(確か16歳違う)のであるが勘違いしていた。
ちなみに、作家の森敦氏は、小説「月山」で「62歳で芥川賞を受賞した」という現在も破られていない最高齢受賞を記録している。

冒頭に戻るが、森毅氏は葬儀も告別式も行わないという。
森先生らしい最期だな、と思う。
ご冥福をお祈りしたい。


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