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JA鹿児島県中央会など鹿児島県内17箇所の家畜市場が7月20日から順次再開するという報道がされていた。
鹿児島県の家畜市場は、宮崎県での口蹄疫問題を受けて閉鎖され、被害の拡大が続いたことのより、再開を延期していた。

報道では、まずは、口蹄疫の感染リスクが低いと判断される離島部から再開し、鹿児島市などは宮崎市の制限区域解除が見込まれる7月27日から子牛の競り市から再開し、成牛や豚は10月ごろになるという。

6月に出張で鹿児島県の離島である与論島の酪農現場を訪問したが、「出荷待ち子牛」がたくさん牛舎に繋がれていた。
聞くと4月中旬から市場が閉鎖されていて、「収入はゼロだし、エサ代はかかる。エサ代ぐらい国が補てんして欲しい」とおっしゃられていた。

話は少し変わるが、7月13日に宮崎県の東国原知事が、県が特例で救済を求めている民間の種牛6頭について、霞が関の農林水産省を訪問して山田正彦農水相と会談し、6頭の救済を改めて要請した。

しかし、山田農水相は、殺処分が必要との姿勢を崩さず、6頭を殺処分するよう、地方自治法に基づく是正指示を出すことを明らかにし、応じない場合は、
1)7月16日に予定している発生集中区域での移動制限の解除を行わない
2)国が代わって殺処分する「代執行」の手続きに入る
ことを表明し、会談は物別れに終わった。

山田農水相と東国原知事の言い分を整理してみる。
山田農水相の言い分は、
◇これまで非常に多くの犠牲を払っている
◇他の種牛は殺処分されており、例外を認めるわけにはいかない
◇今後、より強いウイルスが来るかもしれず、国家的危機管理ができなくなる
というもの。

一方、東国原知事の言い分は、
◇目視検査で6頭には感染疑いはない
◇現在、口蹄疫の蔓延の危険性はないと判断している
◇国が遺伝子検査を実施して安全性が確認されれば、殺処分は必要ない
というものである。

個人的には、東国原知事が主張するように「特例処置願いが出された種牛6頭について、国が遺伝子検査を実施して安全性が確認されれば、殺処分は必要ない」に心情的には賛同したい。
しかし、国際的には「牛を殺処分しない限り“日本は清浄国”とは認められない」ので、牛肉や豚肉の輸出再開が遅れてしまう。
したがって、「国内事情だけを考えれば、東国原知事の言う“国が牛を検査して感染が認められなければ殺処分しないで欲しい”とはその通りだが、国益を考えると殺処分はやむを得ない」と言えるのだろう。

ただ、山田農水相は、衆議院議員になられる前は、司法試験合格後の1972年に牛の牧場経営を長崎県の五島で始めている。
したがって、酪農家の心情を理解し、東国原知事の嘆願には、もう少し寛容的な態度を、少なくともテレビカメラの前では示されるのではないかと思った。

しかし、テレビで見た山田農水相の様子は、
1)知事が立って挨拶しても、山田農水相は、ぶすっとした表情で座ったまま
2)知事が嘆願書を提出しても、「そこにおいて」と受け取らない
3)「法律には従ってくださいね。従わないなら代執行しますよ」と常に上から目線
と非常に高慢な態度に映った。

山田農水相は、「遅く緩い判断」をされてきた前農水相である赤松広隆氏の後任なので「失敗は許されない」わけで「国益全体を考えて、国際取引上、毅然として、硬いが止むを得ない判断」をせざるを得ない。

ただ、それにしても、テレビカメラの向こうでは国民が見ているのに「態度悪いなぁ」というふるまいだった。
今は情報が開示されている時代だから国民は、山田大臣の一挙手一投足を意外とチェックしている。
結果は同じ、「殺処分」であっても、「検査をしてから判断して欲しいという気持ちは理解できる」とか「国際的に清浄国になる必要があるので理解を願いたい」など別の言い方があったんじゃないの?と思う。

話は若干飛ぶが、7月14日に読売新聞や朝日新聞が発表した世論調査結果によると、
◇菅内閣の支持率は38%であるが、続投賛成は62%(読売)
◇菅内閣の支持率は37%であるが、辞める必要はないは73%(朝日)
◇自民党に政権を任せてもよいは17%
◇民主党の敗因は消費税であるが約40%、しかし消費税引き上げに賛成は64%
という「民意が支離滅裂な状態」を示していた。
このような民意を作ってしまったは、「国民の理解力・判断力」と「マスコミの報道姿勢」の問題もあるが、政治家の「きちんと伝える力が不足していた」ことも要因だ。

国民に信頼される政治家とは、「高慢ぶらない」で「相手の事情を理解し考慮した上での説明力」という「伝える力」も有した人でないとダメなのではないだろうか。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ185号より)


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