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最近、NHKの教育テレビが面白い。

私が幼少のころは、「はたらくおじさん」「セサミストリート」「できるかな」などの名番組があり、個人的には、NHK教育テレビの視聴時間は、1日あたりのテレビ視聴時間の比率として高かった。

この当時の「NHK教育テレビ視聴時間の比率の高さ」は、「1日あたりのテレビ視聴時間が厳格に決められていたこと」と「NHK制作の番組以外の視聴は原則望まれていなかった」という親の教育と密接に関係している。



しかし、受験勉強が終わったころから、一気に民放各局が制作するバラエティ番組やトレンディードラマなど娯楽番組を見るようになった。

したがって20代前半の一時期は、NHK教育テレビどころか、NHK自体をニュース以外はほとんど見なくなっていた。



話を戻すが、最近特に面白かったのが「ハーバード白熱教室」と「すイエんサー」、「テストの花道」だ。

「ハーバード白熱教室」は、6月20日放送分で終了してしまったが、政治哲学者でコミュニタリアニズム論者であるマイケル・サンデル教授の講義が面白かった。

彼の主張する政治哲学を支持するか否かは別にして、講義の進め方が面白く、彼が与えたテーマをいつの間にかテレビの前で考えてしまうのだ。

この夏には、日本での好評を受けて「日本版 ハーバード白熱教室」を開催し、その内容がまた放送されるそうだから、期待したい。



それから、「テストの花道」であるが、この番組は、

◇高校生向けに勉強の仕方と思考力をつけることを目的としている

◇「勉強クラブ」(ベンブ)という課外活動という位置付けで現役高校生が番組に参加

◇ベンブの高校生がスタジオで実際に問題を考え、解く

◇東大、早大、慶大といった一流大学所属の「花道委員会」がアドバイス的意見を述べる

という構成になっている。



先日、視聴した際には「作文」がテーマで、文章の「書き出し」「書き抜き」「作文から論文にするポイント」などが紹介されていた。



例えば、何も教えない状態で「東京タワーについて」というお題で「文章を書きなさい」となると、スタジオにいるベンブの高校生の中には、1行程度しか文章が思いつかなかった人もいた。

しかし、国語文章研究所の宮川所長が提唱する「なたもだ」を使うと、ベンブ全員がすらすらと文章を書いていた。

ちなみに「なたもだ」とは、文章に必要な要素を書き出す手法で、

な:なぜ→その理由を考える。自分が好きな理由を書く。

た:たとえば→具体例を書く。客観的な意見や見方を書く。

も:もしも→仮の設定をつくり、別の視点から考える。

だ:だから→結論を書きだすきっかけ。

を意識して文章を構成していけばいいのだ。



「作文を論文にするには」では、

◇~だ。~である。と言われている。「である調」 

◇自分の意見(根拠を2つ以上)を述べる

◇読み手を意識する。どんな言葉を選べばいいか、わかりやすい言葉を選ぶ。

を意識して書くことが番組では紹介されていた。



「知識を問う番組」はたくさんあるが、「考え方や思考力をつけさせる番組」はまだまだ少ないので、興味深く、「社会人向けの講習会でも使える部分がたくさんある」と思った。



ちなみに(※「新参者」の加賀恭一郎を演じる阿部寛さんを見て以来、ちょっとマイブームになっている)、学生時代、私は勉強が得意でなかったが、唯一プチ自慢できるのが「代ゼミ等の模擬試験で小論文の点数がよかったことだ。

確か、模試で全国3位になったこともあった。

その時に意識していたのは「としそ」である。

現在は、違った指導がなされているのかもしれないが、当時、小論文の得点ポイントは「起承転結」。

そこで、「としそ」、

と:ところで

し:したがって

そ:そのようなわけで

を文章と文章の間にいれて論文全体を構成したのだ。



ここ最近、制作費の問題もあるためか、民放テレビは「お笑いタレントを多数出演させたバラエティ偏重」であり、ちょっと飽き飽きしていた。

NHK教育テレビも、視聴者の関心を向けさせるために、所ジョージ氏やTOKIOの城島茂氏やお笑いの品川庄司さんを起用している面はあるが、「考える系・思考系番組」は見始めると面白く、引き込まれる自分に気づくのである。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ182号より)



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