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2010年6月11日のTBSテレビの番組収録(おそらく番組は“時事放談”)で、民主党の渡部恒三元衆院副議長が、『行政刷新担当相として入閣した蓮舫参院議員』について、「テレビの時代には、ああいう大臣が1人いることが国民の人気を取るのに大事だ。テレビ用大臣だ」と語ったことを、時事通信社が報道していた。

渡部恒三氏は、ご存知のように、衆議院議員当選14回という民主党の長老(民主党内の最多当選)で、元民主党最高顧問。
自民党時代は、「竹下派七奉行」のひとりと呼ばれ、厚生大臣、自治大臣、国家公安委員長、通商産業大臣を歴任している大ベテランだ。
2006年の「堀江メール事件」で当時、民主党の国対委員長だった野田佳彦氏(現財務大臣)が辞任すると、当時、民主党の幹事長であった鳩山由紀夫氏から国対委員長就任を要請され、自ら「平成の黄門様」を自認して、民主党の信頼回復に一役買った方だ。

渡部氏の経歴より、以前は、「小沢一郎氏の側近」と世間からは思われていたが、「社会価値観や国民意識の変化」を機微に捉えて、「小沢氏に対しても、思ったことを会津訛りでズバズバ発言」しだしたころから、確執が伝えられるようになった。

私は、小沢氏との確執が伝えられ始めた頃は、「渡部氏は、政治家として最前線から退いた長老だから、思ったことや言いたいことが気軽に発言できて、気楽でいいなぁ」ぐらいにしか、渡部氏を見ていなかった。
しかし、振り返ってみると、西松建設疑惑関連での公設秘書の逮捕、小沢氏の元秘書の石川知裕議員が政治資金規正法違反で逮捕された際の発言は、結果的に、小沢氏を民主党代表や幹事長から引きずりおろす世論作りの一端になったと思う。

話しを、冒頭の渡部氏がテレビ収録で発した“蓮舫氏は「テレビ用大臣」”であるが、これも的を射た発言だと思う。
蓮舫氏の「事業仕分け」での功績は、「国民が税金の使い方に関心を持ったこと」で、すごいことである。
これは、自民党時代には、できなかったことだ。
しかし、見方を変えれば、鳩山政権や財務省が「事業仕分けを通じた世論」という力を借りて、もともと「予算カットや縮減、事業廃止」をしたかった部分について、「テレビ映えする蓮舫氏をうまく活用した」だけのことだ。

だから、渡部氏が蓮舫氏を「テレビ用大臣」というのは、ある意味その通りである。
小泉元首相時代も「劇場型政治」といわれたが、現代は、良い悪いを別にして、「マスメディア対策」「マスメディア効果」を最大限利用することが、国民の信頼度アップと安定政権に繋がることははっきりしている。

渡部氏の場合は、おそらく、政治家の第一線としての「復権」は考えていないだろうから、気軽に利害を意識せずに発言できるのだろう。
今後も、渡部氏の発言に注目してみたいと思う。

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