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6月は、日本では、一般的に「衣替え」の時期だ。
沖縄だと、以前は官公庁だけであったが、今では製造・建設現場などを除いて、殆どの職場が、衣替えの時期になると「かりゆしウェア」になる。
ちなみに、本土では、6月~9月までが「夏服シーズン」になるが、沖縄だと、4月と11月が移行期間で、完全に夏服である「かりゆしウェア」に切り替えるのは5月~10月だ。
首相官邸でも、6月1日から「衣替え」になり、クールビズの一環として、「かりゆしウェア」の着用を各閣僚に求めていたそうだ。
しかし、亀井静香郵政改革・金融相は、このお達しに「造反」してネクタイ・スーツ姿だったという。
産経新聞の報道では、亀井大臣が「かりゆしウェア」を着用せずに「造反」した理由は、
◇公務の時はずっと背広を着ている
◇大臣室でネクタイをしめた人が会いに来る
◇急に背広に着替えるのは、着せ替え人形じゃないやらない
ということらしい。
個人的には、「相手に非礼のないようにと、スーツ姿の相手に対しては、こちらもスーツ姿で応対したい」という亀井大臣の心がけは立派だろう。
したがって、そういった仕事に対する信念があるのであれば、スーツ姿を貫き通して欲しい。
ただ、私が亀井大臣の立場であれば、「政敵とも言える小泉元首相が導入したかりゆしウェアは着たくない」との想いがあるにしても、「半そでワイシャツ」「ノーネクタイ」にはするだろう。
なぜならば、「クールビズ」の目的は、やはり省エネ。
暑い夏に「スーツにネクタイ」であっては、やはり体感温度は上昇するから、当然「クーラーの設定を下げましょう」ということになる。
つまり、「クールビズ」をすることによって、ムダな電力消費を防ぐことができる。
しかし、私も公益法人の職員だったサラリーマン時代に経験があるが、相手が役人など、立場が上の人に会う際は、相手は「スーツ&ネクタイ着用」であると、どうしても、こちらだけ「ノーネクタイ」というわけにはいかない。
つまり、亀井大臣のように、立場が上の人が率先して「軽装」になっていただかないと、日本全体のビジネス習慣が変わることはない。
「私は昔からスーツ」と信念を曲げないことは、いいことでもあるが、立場が上の人が率先してくれないと、軽装になりずらいから、結果として、省エネにならないだろう。
話しはずれるが、この「かりゆしウェア」、着てみると、仕事をする際は断然、楽である。
ただ、男性なら「ネクタイの柄が人と被るのがイヤ」だと思うのと同じで、スーパーで売っているような安物(1000~3000円程度)を買うと、かりゆしウェアの柄が結構、被るのだ。
被らないようにするためには、ちゃんと縫製されたかりゆしウェアを買うしかないが、すると、1着あたり、2~3万円とか結構な値段になるのだ。
ただ、今度は、高価なかりゆしウェアもまた問題がある。
高価なかりゆしは、柄が意外と地味、要は、年寄りっぽくなるのだ。
したがって、「人と柄が被らないこと」「柄が地味でないこと」を優先すると、アロハシャツみたいなものを買うしかない。
しかし、アロハシャツはかりゆしウェアではないし、沖縄のかりゆし産業の振興にもそんなに貢献しないかもしれない。
本州では、かりゆしウェアは首相官邸以外、そんなに身近な存在となっていないが、沖縄で仕事をすると、「かりゆしウェア」にはそんな苦労があるのだ。
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