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「銃刀法改正で高校のエアライフル射撃部が悲鳴を上げている」という報道がネットで最近発信されていた。
このニュースが各地域のメディアで報じられたのは、新入部員の獲得や高校総体など全国大会に向けた都道府県レベルの予選大会が始まったりして、混乱が生じ始めたためだ。
例えば、
◇神奈川県では、関東大会県予選の団体戦に出場できたのは、県立海老名高校1校だけ
◇富山県内で唯一ライフル射撃部がある南砺福光高では、競技の継続を断念する生徒が続出した
などだ。
具体的には、2009年12月に改正された銃刀法により、
◇14歳以上18歳未満を対象とした「年少射撃資格制度」を新設された
◇この年少射撃資格は、自分の所有ではない銃を撃つことができる資格
◇「年少射撃資格制度」の新設により講習など手続き費用に約2万円掛る
◇資格講習会の開催頻度が少なく、タイムリーに資格を取得できない
◇資格を持たない新入部員候補者が「試し打ち」などができなくなった
◇「18歳」になると資格の切り替えが必要になるため競技継続が難しくなった
◇指導員資格も新たに設けられ、「銃所持歴2年以上」などの条件を満たすことが必要
◇公立では教員の異動があるため射撃部自体の活動が困難になり、活動を止めた高校も出てきた
などの問題点が発生してきたのだ。
ちなみに、銃刀法の所管官庁は警察庁である。
警察庁としては、18歳未満の凶悪犯罪を防ぎ、国民の安全を確保するために法律の規定を改正したのだろう。
多くの一般人にとって、銃刀法に関しては、多くの一般の人にとっては、銃刀法の法改正がターゲットとしている「サバイバルゲームなどの空気銃」や秋葉原の殺傷事件で使用された「タガーナイフ」などだろうから、日常生活に支障がない部分の法規定を「強化」することには何の抵抗感もない。
しかし、「なぜ、スポーツ競技者を考慮した法改正ができなかったのだろう?」と思う。
(話はそれるが、料理包丁も、状況によっては「不法所持」で検挙される恐れがあるから、「包丁一本、磨ぎ屋さんにも持っていかれない・・・」と知り合いのうどん屋のお母さんが嘆いていました)
「小説 新参者の主人公である加賀恭一郎の口癖」ではないが、ちなみに、オリンピックの射撃競技でメダルを獲得者は、1992年開催のバルセロナ五輪のクレー射撃(トラップ)で銀メダルを獲得した渡辺和三氏とエアライフル射撃(50mフリーライフル3姿勢)で銅メダルを獲得した木場良平選手以来、出ていない。
この原因の一つには、多くの競技者が競技を始める高校射撃部界が廃れてきているのも、その理由にあると思う。
現役の国会議員の五輪メダリストには、スケートの橋本聖子参院議員、スキーの荻原健司参院議員、五輪出場だと、レスリングの馳浩衆院議員とクレー射撃で総理大臣経験者の麻生太郎衆院議員がいる。
これだけのスポーツ界出身者が国会議員にいて、なぜ、銃刀法改正案の質疑で「例外規定」などを設けるための質問ができなかったのだろうと思う。
仮に、柔ちゃんこと柔道金メダリストの谷亮子氏や体操銀メダリストの池谷幸雄氏、自転車で出場した長塚智広氏が国会議員に当選したら、「スポーツ振興」と「治安・安全、経済合理性」など利害が対立する所管官庁の風通しを良くした議員活動をして欲しいと思う。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ177号より)
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