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2010年5月8日に県立宮古病院に10日から勤務予定だった一宮輝美容疑者が医師免許を持っていないことが判明し、県警宮古署は、医師法違反で逮捕したと言う報道があった。
報道では、婚約者を名乗り、一緒に勤務予定だった男性も医師免許を持っていないようで、任意で警察が事情を聞いていると言う。

各社の報道を見ると、一宮容疑者は、
◇平成20年11月にテレビ番組で循環器医がいない病院の実情を知り、宮古病院に名乗り出た
◇「大阪大医学部出身で大阪市内の赤十字病院の救急専門医だ。手助けしたい」とウソをついた
◇免許提示を求めても「職場に置いてある」などと出し渋っていた
◇「もめるから大学に照会するな」「患者とトラブルがあり勤務先は自分の氏名を公表しない」とうそを繰り返していた
という。

それにしても、一宮容疑者のツメは甘かったと思う。
採用までの面接は計3回実施されたそうであるが、菅野千治院長によれば、専門用語を駆使していて、とても「素人」とは思わなかったそうだ。
今後の捜査で、一宮容疑者が、どのようにして専門知識を持っているように装ったのかが判明すると思われるが、そこまで偽装する能力があるのなら、なぜ、医師の免状を精巧に偽装しなかったと思う。
まさか、採用されて、循環器系の緊急手術が発生したら、姿を消して、そこまでの高額な月給を奪取する程度の犯行イメージだったのだろうか。

この事件は、宮古病院に限らず、医師採用時点の身元確認、経歴確認の重要性も世の中の病院採用担当者に知らしめることとなった。
つまり、
◇医師免許証の履歴書・業務経歴書とともに、早期の提出の必要性
◇循環器系など専門医の採用に必要な面接方法
である。
それにしても「医師免許」に関しては、医師免許合格者や保持者を検索・確認するシステムはないのだろうか?と思うし、「専門知識」に関しても、医師が面接しても、本物の専門医かどうかの判断はつかないんだ?というのはちょっと驚きだ。

宮古病院での、循環器系の手術が必要なケースがどの程度発生しているのかわからないが、採用されて、診断や問診程度ならともかく、手術をするようなケースが発生しなくて、本当に良かったと思う。
仮に、採用後すぐに手術が必要なケースが発生していたら、どうなったのだろう。
採用2日前の逮捕劇は、間一髪の事件だったと言えるだろう。
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