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NHKの朝のテレビ小説の地上波の放送が、現在放映中の「ゲゲゲの女房」から午前8時になって約1ヶ月が過ぎた。
半年ほど前に、視聴者の生活スタイルの変化を理由に、放送開始からずっと守られてきた「8時15分」の放送開始時刻を「8時ちょうど」に変更する発表がNHKからあった。
この発表を耳にしたときは、「最初は、苦戦するだろうな」と思った。

年々、NHKの朝ドラの視聴率が下がって来ているが、これは生活習慣の変化と言う理由は、大きくない。
確かに、「食器の後片付けや洗濯をして、子供を保育園に送りだす」といった日常風景の傍らに、時計代わりに朝ドラを視聴する人は少なくなったかもしれない。

しかし、15分放送が早まったところで、それが「朝ドラの視聴動機」に即繋がるとは思えない。
むしろ、8時から始まるフジ系の「情報プレゼンター とくダネ!」の小倉さんのオープニングトークを見てから16分になったらNHKに切り替える(主題歌の部分をカットすると16分にチャンネルを切り替えるのがちょうどいい)人やテレビ朝日系の「スーパーモーニング」で赤江さんのお顔を拝見して、ネタのラインナップと各ネタの放送時刻をチェックしてからNHKに切り替えるという「生活習慣」と化している人の方が多いと思ったからだ。

したがって、「民放のワイドショーのオープニングを見てからNHKに切り替える」という朝のテレビ習慣が定着するまでは、視聴率的には、どんないい作品を持ってきても苦戦すると思った。
現に、TBSは「2009年度に午後7時は報道」と大々的に番組改編を行ったのに、「午後7時にニュースを見るならNHK」という壁を破れずに撤退してしまった。
「テレビの視聴習慣」を変えるには、相当の仕掛けが必要なのだ。

予想通り、「ゲゲゲの女房」の放送初日の視聴率は14.8%と集計開始後の過去最低の数字となった。
しかし、最近の報道を見ていると、放送開始から約1ヵ月間の平均視聴率が16.1%(関東地区)と前作よりも3%近く上昇し、最高視聴率も18.2%と約1年ぶりに18%台になったと言う。

この「ゲゲゲの女房」の健闘について、専門家達は、
◇ヒット作のカギは「昭和、貧乏、一代記」
◇「苦しい生活を耐え忍ぶヒロイン」の物語が、不自由なく生きる視聴者に非日常を感じさせる
◇1300万人以上いる専業主婦(視聴者)が自分と似たタイプの主人公に感情移入できる
◇夫婦の自然なスタイルが丁寧に描かれ、落ち着いて見られる
などと分析しているそうであるが、まさにそうであろう。
たまに、実家に帰った時に両親と「朝ドラ」を見る機会があるが、「ミニコミ誌編集者」や「コミュニティFMのディスクジョッキー」「ヒップホップダンサー」などの主人公のドラマは、まったく評判が悪く、単に「朝の習慣だから」と言う理由でチャンネルがNHKに合わされているだけ、という感じだった。
特に「コミュニティFM」の朝ドラは「朝からサンバなんてうるさい」と「早く終わらないかなぁ」とずっと言っていた。

つまり、朝ドラは「やかましくないドラマ」で「主人公に感情移入」できないとダメなのだ。
話は変わるが、それにしても「ゲゲゲの女房」は、昭和世代にとって懐かしい話題が多く見ていて面白い。
あと、昔は「世話役」(いわゆる、世話焼き小母さんや小父さん)の人がいて、年頃の男女が知り合いにいると、お見合い話をせっせせっせと作ったから「結婚を前提とした強制的な出会いの場」が、実は現代よりも多かったんだな、とつくづく思う。
現代社会は、確かに飲み会や各イベント、ネットコミュニケーションなど「人との出会いの場」は多い。
しかし、出会いの場が多いから、「感じがいい人だな」と思っても、後押ししてくれるきっかけがなければ「単なる知り合い」で終わる。
「ゲゲゲの女房」のモデルである漫画家の水木しげる先生と奥さまの布枝さん(ドラマでは布美枝)にしても、世話役の人がいなければ、絶対に出会うことはないし、時間をおけば、結婚はなかっただろう。

高齢層の視聴者はもちろん、アラフォー以上の世代は、こういった「昭和のあたりまえの日常」を親世代から聞いているから懐かしく視聴できる。
問題は、昭和生まれと言いながら、昭和初期の感覚が想像しにくいアンダー30世代である。
この世代を巻き込めれば、朝ドラの視聴率はひさびさの20%超えとなるに違いないと思う。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ175号より)



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