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2010年3月20日付の毎日新聞が「リカちゃん人形」や「チョロQ」を生んだ玩具メーカー「タカラ」(現タカラトミー)創業者の佐藤安太氏が山形大学工学部大学院を3月21日に修了し「工学博士号取得最高齢」でギネスブックに申請したことを報じていた。

驚くのは、佐藤氏の年齢で、現在86歳。
佐藤氏が山形大大学院理工学研究科ものづくり技術経営学専攻博士課程に入学したのは、2007年4月6日で83歳。
入学後は、東京の田町にある山形大学東京サテライトに月2回程度通い研究を続けてきたそうだ。

論文の内容は「玩具産業論」。
佐藤氏がタカラの前身となる佐藤ビニール工業所を東京の葛飾区宝町で始めた1955年当時は、佐藤氏いわく「世間の玩具メーカーに対する無理解を痛感していた」のだという。
そのような思いを基に、一代で会社を築いた経験と、おもちゃを作れる人間を育てたノウハウを、教育工学で理論化し、自己育成法の論文になっているという。

それにしても、86歳での工学博士号取得もさることながら、83歳で大学院に入学したモチベーションの源はなんなんだろう、と思う。
「タカラ」は玩具メーカーの統合再編の波により、2006年3月1日にトミーと合併し「タカラトミー」となり、佐藤氏も完全にタカラの経営から離れた。
現在は、NPO法人「ライフマネジメントセンター」の理事長として、公務員研修や自治体の経営改革指導などに取り組んでいるというから、そんな背景が「工学博士号取得」の動機づけとなったのかもしれない。

ちなみに、佐藤氏は1945年に米沢工業専門学校化学工業科(現山大工学部)を卒業しているから、62年ぶりに母校に戻って研究をしていたのだ。
論文は「自己育成法」についてまとめられているというから非常に興味がある。
4月以降は山形大学などで教壇に立つという。
公開講演会がどこかで開催されないものかと思う。

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