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過労死遺族会(全国過労死を考える家族の会など)が、徹夜で働く女性の姿を追うNHKのドキュメンタリー番組「カンテツな女」(深夜0時10分放送)についてクレームをつけ改善を要望する文書を送ったという。
ご存知の方も多いと思うが、NHKで放映された「カンテツな女」は、これまでに、0話も含めると全8回放送されている。
ちなみに、これまで取り上げられた「カンテツな女」は、(カッコ内は放送日/再放送日)
0話 テレビ通販会社 コールセンター長(2009.9.29/2010.1.16)
1話 美容師(2010.1.20/2.11、3.2)
2話 ディスプレイデザイナー(2010.1.27/3.2)
3話 介護福祉士(2010.2.3/3.2)
4話 雪を降らせる人(スキー場スタッフ)(2010.2.10/3.2)
5話 居酒屋店長(2010.2.17/3.29)
6話 トラック運転手(2010.2.24/3.29)
7話 貨物船船長(2010.3.3/3.29)
である。
過労死遺族会や連名で改善要望書を提出した過労死弁護団全国連絡会議の代表幹事の松丸弁護士がクレームを付けた理由は、
「長時間の深夜労働を礼賛するような内容である」
「力強い生き方には感動するが、常軌を逸した長時間の働き方に無批判な番組づくりは疑問」
「連日の徹夜勤務が過労死や過労自殺を招くことはこれまでの裁判でも明らか。心身の限界まで働くことを美談とするべきではない」
と言った理由のようだ。
確かに、家族を過労死により亡くなった経験のある遺族からすれば「カンテツ」=「過重労働」という印象を持つだろうから、ひとこと「公共放送でもあるNHKに文句をいいたくなる」気持ちもわからないでもない。
ただ、この番組を数回視聴した立場(介護士さんと居酒屋店長さんの回)から意見を述べれば、
◇深夜に労働をする女性の生きざまを追っかけた番組
◇担当ディレクターが取り上げた女性の本音を引き出す面白さ
が番組の見所であり、趣旨で、全く長時間労働を礼賛した番組ではないし、昼も夜も寝る間を惜しんで仕事をする過酷な労働環境をドキュメントした番組ではない。
したがって、過労死遺族会らがクレームをつけたように「過重労働を助長する問題番組」ではない。
あとは、コンプライアンス的な観点で番組制作サイドがどう考えるかであるが、これについては、
◇取り上げた女性の労働時間と余暇の時間をもっと明確に紹介して「過重労働」ではないことを視聴者に番組内で示す
◇女性たちが働く職場が労働基準法に則った仕事をさせていることをもっと明確(テロップ等の注意書きで)に視聴者に番組内で示す
といった考慮は、NHKは可能だったかもしれない。
ただ、NHKサイドとしても、
「視聴者が意識的に番組を見なければ見られない深夜の時間帯に放送」していたことと、「再放送も深夜であること」から「ながら視聴者に“番組の趣旨を誤解させない”配慮」はしていたと推察される。
つまり、単なる法令順守ではない「コンプライアンスを意識した制作」はしていたのである。
しかし、気になるのは、当初予定していた再放送日(2010年3月7日)が3月29日に延期されたことである。
過労死遺族会に「改善要望」を提出され、単に「ほとぼりが過ぎた時期に放送しよう」という対応なのであれば、考え方としてはちょっと残念だ。
前記した例示のように「過労死遺族会が突っ込みを入れた原因」に対する改善対応をすべきであろう。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ166号より)
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ご存知の方も多いと思うが、NHKで放映された「カンテツな女」は、これまでに、0話も含めると全8回放送されている。
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4話 雪を降らせる人(スキー場スタッフ)(2010.2.10/3.2)
5話 居酒屋店長(2010.2.17/3.29)
6話 トラック運転手(2010.2.24/3.29)
7話 貨物船船長(2010.3.3/3.29)
である。
過労死遺族会や連名で改善要望書を提出した過労死弁護団全国連絡会議の代表幹事の松丸弁護士がクレームを付けた理由は、
「長時間の深夜労働を礼賛するような内容である」
「力強い生き方には感動するが、常軌を逸した長時間の働き方に無批判な番組づくりは疑問」
「連日の徹夜勤務が過労死や過労自殺を招くことはこれまでの裁判でも明らか。心身の限界まで働くことを美談とするべきではない」
と言った理由のようだ。
確かに、家族を過労死により亡くなった経験のある遺族からすれば「カンテツ」=「過重労働」という印象を持つだろうから、ひとこと「公共放送でもあるNHKに文句をいいたくなる」気持ちもわからないでもない。
ただ、この番組を数回視聴した立場(介護士さんと居酒屋店長さんの回)から意見を述べれば、
◇深夜に労働をする女性の生きざまを追っかけた番組
◇担当ディレクターが取り上げた女性の本音を引き出す面白さ
が番組の見所であり、趣旨で、全く長時間労働を礼賛した番組ではないし、昼も夜も寝る間を惜しんで仕事をする過酷な労働環境をドキュメントした番組ではない。
したがって、過労死遺族会らがクレームをつけたように「過重労働を助長する問題番組」ではない。
あとは、コンプライアンス的な観点で番組制作サイドがどう考えるかであるが、これについては、
◇取り上げた女性の労働時間と余暇の時間をもっと明確に紹介して「過重労働」ではないことを視聴者に番組内で示す
◇女性たちが働く職場が労働基準法に則った仕事をさせていることをもっと明確(テロップ等の注意書きで)に視聴者に番組内で示す
といった考慮は、NHKは可能だったかもしれない。
ただ、NHKサイドとしても、
「視聴者が意識的に番組を見なければ見られない深夜の時間帯に放送」していたことと、「再放送も深夜であること」から「ながら視聴者に“番組の趣旨を誤解させない”配慮」はしていたと推察される。
つまり、単なる法令順守ではない「コンプライアンスを意識した制作」はしていたのである。
しかし、気になるのは、当初予定していた再放送日(2010年3月7日)が3月29日に延期されたことである。
過労死遺族会に「改善要望」を提出され、単に「ほとぼりが過ぎた時期に放送しよう」という対応なのであれば、考え方としてはちょっと残念だ。
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