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2010年3月9日に国土交通省が報道発表した
「スカイマーク社における安全管理上の不適切な対応について」
http://www.mlit.go.jp/koku/cab10_hh_000022.html
を基に「スカイマーク社の問題点」を考察してみたい。
国土交通省の報道発表は「1.事案の概要」「2.航空局の措置」という2項目から文書が構成されているので、それぞれを以下に引用する。
(引用ここから)
【1.事案の概要】
本年2月5日、スカイマーク017便(羽田-福岡)の機長は、運航開始前に先任客室乗務員が十分に声が出せない状態にあることに気づき、緊急時の乗客の誘導等に支障をきたすと判断し、当該乗務員の交替を求めた。これに対し、社長及び安全統括管理者である会長は、機長に対して客室乗務員の交替を行わないまま運航するよう求めたが、同機長がこれを拒否したことから、機長を交替させ当該便を運航させた。
【2.航空局の措置】
機長は、飛行前に乗務員の職務分担等を確認し、航行の安全に支障がないことを確認した後に航空機を出発させることとなっており、また、運航に関する安全のための判断及びその措置の最終決定権を有している。一方、最高経営責任者及び安全統括管理者は、全社員に対して安全最優先の基本方針を徹底させるとともに、関係法令等の遵守を指導し、率先して輸送の安全性の向上に努めるべき立場にある。
今回、社長及び安全統括管理者は、このような立場にありながら、機長の安全上の判断を否定し、運航を命ずることは安全運航体制を脅かしかねない行為であり、安全管理上の不適切な対応であった。
このため、本日付で航空局からスカイマーク社に対して文書で厳重注意を行った。
(引用ここまで)
要は、この問題点を簡単にいえば、
「個々の運航に対する判断について最優先される機長が、体調不良で声が十分に出ない客室乗務員の交代を指示したが、それを西久保慎一社長と井手隆司会長が機長の決定を無視して、声が十分に出ない客室乗務員を乗務させ、逆に機長を交代した」
と言うことになる。
それにしても、疑問が残るのが、
◇西久保社長と井手会長は個々の運航権限が機長にあること(航空法の規定)を知らなかったのか?
◇CAは乗務に支障が出るほど体調不良(声が出ない)だったのか?
◇「乗務に支障が出る」と判断する基準(ガイドライン)はSKY社である程度統一されていたのか?
◇西久保社長は機長に手を挙げたと報道されているが、なぜそこまで激高したのか?
◇今までにこういった機長の判断を無視して社長など経営幹部が指示をすることがあったのか?
◇国土交通省は「文書による厳重注意」後はどのようにその後の運営状況の適切性を監視するのか?
などである。
西久保社長は、もともとIT関連企業(インターネットプロバイダのゼロ株式会社)の経営をされており、航空旅客ビジネスは門外漢だった。
SKYのケースのように「航空法に対して門外漢の経営者」が経営トップとなった場合、航空法の規定などについて、経営幹部が熟知しているか否か、所管官庁である国土交通省がチェックする仕組みが必要なのではないかと思う。
個人的には、スカイマーク社は、新規参入の航空会社の中では様々な工夫を凝らして、唯一成功している企業と評価している。
今回の問題が「“機長の判断が最優先される”という航空法の規定を社長と会長が認識不足していた」から生じたものなのか、「客室乗務員の体調に関する乗務基準が不明確だったため機長が不当な交代指示をしてしまったのか」原因は不明であるが、問題点とその原因をよく反省して頑張って欲しい。
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を基に「スカイマーク社の問題点」を考察してみたい。
国土交通省の報道発表は「1.事案の概要」「2.航空局の措置」という2項目から文書が構成されているので、それぞれを以下に引用する。
(引用ここから)
【1.事案の概要】
本年2月5日、スカイマーク017便(羽田-福岡)の機長は、運航開始前に先任客室乗務員が十分に声が出せない状態にあることに気づき、緊急時の乗客の誘導等に支障をきたすと判断し、当該乗務員の交替を求めた。これに対し、社長及び安全統括管理者である会長は、機長に対して客室乗務員の交替を行わないまま運航するよう求めたが、同機長がこれを拒否したことから、機長を交替させ当該便を運航させた。
【2.航空局の措置】
機長は、飛行前に乗務員の職務分担等を確認し、航行の安全に支障がないことを確認した後に航空機を出発させることとなっており、また、運航に関する安全のための判断及びその措置の最終決定権を有している。一方、最高経営責任者及び安全統括管理者は、全社員に対して安全最優先の基本方針を徹底させるとともに、関係法令等の遵守を指導し、率先して輸送の安全性の向上に努めるべき立場にある。
今回、社長及び安全統括管理者は、このような立場にありながら、機長の安全上の判断を否定し、運航を命ずることは安全運航体制を脅かしかねない行為であり、安全管理上の不適切な対応であった。
このため、本日付で航空局からスカイマーク社に対して文書で厳重注意を行った。
(引用ここまで)
要は、この問題点を簡単にいえば、
「個々の運航に対する判断について最優先される機長が、体調不良で声が十分に出ない客室乗務員の交代を指示したが、それを西久保慎一社長と井手隆司会長が機長の決定を無視して、声が十分に出ない客室乗務員を乗務させ、逆に機長を交代した」
と言うことになる。
それにしても、疑問が残るのが、
◇西久保社長と井手会長は個々の運航権限が機長にあること(航空法の規定)を知らなかったのか?
◇CAは乗務に支障が出るほど体調不良(声が出ない)だったのか?
◇「乗務に支障が出る」と判断する基準(ガイドライン)はSKY社である程度統一されていたのか?
◇西久保社長は機長に手を挙げたと報道されているが、なぜそこまで激高したのか?
◇今までにこういった機長の判断を無視して社長など経営幹部が指示をすることがあったのか?
◇国土交通省は「文書による厳重注意」後はどのようにその後の運営状況の適切性を監視するのか?
などである。
西久保社長は、もともとIT関連企業(インターネットプロバイダのゼロ株式会社)の経営をされており、航空旅客ビジネスは門外漢だった。
SKYのケースのように「航空法に対して門外漢の経営者」が経営トップとなった場合、航空法の規定などについて、経営幹部が熟知しているか否か、所管官庁である国土交通省がチェックする仕組みが必要なのではないかと思う。
個人的には、スカイマーク社は、新規参入の航空会社の中では様々な工夫を凝らして、唯一成功している企業と評価している。
今回の問題が「“機長の判断が最優先される”という航空法の規定を社長と会長が認識不足していた」から生じたものなのか、「客室乗務員の体調に関する乗務基準が不明確だったため機長が不当な交代指示をしてしまったのか」原因は不明であるが、問題点とその原因をよく反省して頑張って欲しい。
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