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先週、横綱朝青龍の25回目の優勝で幕を閉じた大相撲初場所で、元大関で初場所から関脇に転落していた千代大海が初日から3連敗し、引退した。

最後の取り組みは、盟友大関魁皇で、数字的には、あと2敗しても「大関復帰」(陥落した関脇で10勝すれば大関復帰)はあったが、この魁皇との取り組みをビデオで確認しているうちに、「今が引退の潮時」と悟ったという。

「偶然当たったんでしょうけど、最後は魁皇関でよかった」
と千代大海は引退に対して語っているが、この言葉は、魁皇と一緒に長らく「日本人最高位の大関」を張って来たの千代大海の偽わざる本音だろう。

千代大海ファン、大相撲ファンには怒られてしまうが、私は「がっぷり四つ相撲」や古くは「増位山」や「栃赤城」「鷲羽山」「舞の海」に代表されるような「技巧派」の相撲が好きなので、千代大海のような「突っ張り・突き出し・押し出し」を得意とする「突き押し相撲」は正直好きではなかった。
なぜなら、「突き押し」力士の相撲は、比較的一瞬で勝負がついてしまい、「技の卓越さ」よりも「勢い勝負」という感じが印象としてしてしまうからだった。

だから、「千代大海関は、親方として指導者になっても、“単なる根性論の指導者”になるんだろうな」と漠然と思っていた。
しかし、9日目の「元千代大海」のNHK解説を聞いていて感心したのは、司会のNHKアナウンサーに「親方はどんな力士を育てていきたいですか」と問われた時に、「自分で気がつく力士」と即座に回答していたことだ。
つまり、「人が教えることは、大して頭に残らない。教えられたことを自分で理解し、自分自身で何をするべきなのか気づかなければ、決して強くなれない」と言うような趣旨を千代大海改め佐ノ山親方は力強く語っていたのだ。
この言葉を聞いて、「千代大海関は、よい指導者になるのかもしれない」と思った。

話は、若干変わるが、この初場所が終了した後に開催された「横綱審議委員会」で脚本家の内館牧子委員が任期満了にともない委員を退任した。
退任の弁で、朝青龍の「初場所中の泥酔暴行事件」について、「何かあるたびに厳重注意でいいのか?」と苦言を呈していた。
この内館委員の退任の弁での「苦言」は、当然だと思うし、このように「協会運営に対して理事長に真っ当な助言や意見を言える委員の退任」は残念でならない。

朝青龍は、高校から日本に留学してきており、他の外国人力士と比較すれば、日本の歴史や文化にも精通している環境下で育ったはずだ。
しかし「アスリートとしての強さ」は備わったが、まともな「力士」には成れなかった。
千代大海関には、自分が果たせなかった「横綱」・・・それも「真っ当な横綱」を育てて欲しいと思うし、それができるのではないかと感じた。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ161号より)

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