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NHKのコールセンター担当職員が、視聴者からの問い合わせに対して「地検からのリークはあり得る」と回答して、クビ(契約解除)になったというニュースが報道されていた。

ニュースの情報によると、2010年1月16日のNHKニュースを見た視聴者が、NHKサービスセンターに、ニュース情報の出所として「地検からのリークはあるか?」と問い合わせをすると、前記したように内容を70代の視聴者コールセンターで専門的な質問に対応する「スーパーバイザー」が回答したのだという。
NHKでは、この事態を受けて1月25日に「思い込みによる自らの考えを独断で回答した極めて不適切な対応」と言う理由で契約の解除に踏み切ったようなのだ。

しかし、本当に「検察からのリーク情報」と言うものは全くないと言えるのだろうか?
ここの所、小沢幹事長の政治資金をめぐる問題では、元ライブドア社長の堀江貴文さんや衆議院議員の鈴木宗男氏が、自らの経験をもとに「検察にしか話していない情報がニュースになっていたことはある」と発言している。

1月26日発行の日刊ゲンダイでも、2006年10月に現職の福島県知事として収賄容疑で逮捕された佐藤栄佐久氏が「現場の検事はリークの実態を認めていた」という。
佐藤氏は、実弟が経営する縫製会社(郡山三東スーツ)が所有していた土地が実勢価格より高い価格で売却され、この差額が「賄賂(ワイロ)」と検察に認定されたのだ。
(※検察が最終的に作り上げたシナリオでは、土地の時価は8億円と設定し、売却価格の8億7千万との差額を賄賂とした)

日刊ゲンダイ紙に語った佐藤氏によると、独房でNHKニュースが流れ、“土地の実勢価格は3億円”と報道されたという。
佐藤氏は、「やけに安いな」と思い取り調べ検事に実勢価格の真偽を聞いたところ「別の新聞では2億7千万円と書いているところもある。上の方(検察幹部)は勝手なことを(マスコミに)いうからね」と答えたという。
やはり、検察は、マスコミに情報をリークして、世論を誘導しているのだ。

それにしても、マスコミはどうしてこうも「思考停止」になっているのだろう??
検察がリークした情報を単に垂れ流しているだけで、これでは、まるで「伝書鳩」状態だ。
なぜ、自らその情報を検証して報道しないのだろうと思う。
やはり、根底には「記者クラブ制度」の弊害があるだろうし、「検察がリークした情報と異なる報道」をすれば、次回以降「(うちの社はオフレコやリーク)情報がもらえない」という恐怖感からだろう。

しかし、その「ジャーナリズム精神」に欠けた報道のせいで、世間の多くは「検察の筋書きを信じ込まされる」構造になっているのだ。
実際、収賄容疑で逮捕され、起訴された佐藤氏は裁判で「賄賂額はゼロ」とする実質無罪の判決を受けている。
結果からみれば、「この現職知事であった佐藤氏の逮捕は何だったのか」である。
ひとりの政治家の生命を絶っておいて、検察側には、なんのおとがめもない。

ちなみに、この佐藤氏の事件を手がけたのは、小沢幹事長の政治資金問題で検察を指揮する佐久間達哉特捜部長(当時は副部長)だし、土地を購入したのも、小沢幹事長の政治資金の件でも登場する水谷建設だ。

こういった話を聞くと、つくづく「検察は一度振り上げたこぶしは決して降ろさない」と言うことが分かる。
私は、大実業家でも、政治家でもないから「特捜」にマークされることは一生ないだろうけれど、一度、「社会悪のストーリーを練り上げられた」ら、そのストーリーのためには、関係者も検察に言いくるめられるし、世論の情報操作もマスコミを通じて行う。
(※佐藤氏の事件では、水谷建設の元会長が実刑判決を逃れるために検察の言われるままに証言したと弁護士に語っている)
本当に、怖い話だと思う。

そう考えると、小沢幹事長の逮捕・起訴はあるのではないだろうか。
「検察の正義」とは一体何なんだろう、と思う。

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