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2010年1月24日付の日本経済新聞によると、コンビニエンスストア大手のファミリーマートは1月23日に開いた取締役会で、コンビニエンスストア「am/pm」を運営するエーエム・ピーエム・ジャパンを3月1日付で吸収合併することを決めたという。

am/pmは、共同石油(当時)がアメリカでam/pmを運営する会社からライセンスを取得して日本で1989年に事業を始めたのが、そもそもの始まりだ。
海外旅行に行くとわかるが、欧米ではコンビニエンスストアがガソリンスタンドに併設されているケースが非常に多い。
共同石油がam/pmのライセンスを取得してコンビニ事業に参入したのも、ガソリンスタンドとの相乗効果を本来は狙っていたのだろう。

am/pmは、「牛角」などを運営するレックス・ホールディングスから、am/pmの全株式を2009年12月28日付で取得(約120億円)したが、2009年2月25日には、レックスホールディングスとローソンの間でローソンが約150億円で買収することで基本合意していた。
しかし、am/pmのライセンス元であるアメリカのエーエム・ピーエム・インターナショナルが約700店舗での「am/pm」ブランドを維持することを条件にしたため、2009年5月19日にはローソンによる買収計画は白紙撤回されている。

つまり、この1年の動きを見ていると、ローソンとの間で、約150億円で基本合意されていた買収計画は「am/pmのブランド継続問題」でとん挫したのに、ファミリーマートはローソンより安い約120億円で買収に成功し、しかも、am/pmブランドを順次ファミリーマートブランドに転換していくことに成功したのだ。
ローソンが失敗した「am/pm」のライセンス問題をどのように解決したのだろう?と思ってしまう。

今回の「am/pm」店舗の「ファミリーマート」店舗への転換は、宣伝面、物流や情報システム面で効率アップが図れるから、業界第3位で、業界第2位のローソンを追いかけるファミリーマートとしては、追撃態勢が整ったとみるべきだろう。

ただ、個人的には、am/pmの他のコンビニと一線を画した独自の商品コンセプトは結構好きだった。
例えば、「合成着色料・保存料・うま味調味料」を一切使用せず製造した「フローズンとれたて弁当」は都内に勤務するサラリーマン時代によく利用した思い出がある。
また、他のコンビニでは、店内に入ると店内が「おでん」の独特なにおいに包まれるが、am/pmにはそれがなかった。
私は「おでん自体」は大好きであるが、あの店内に入った時の「おでん臭」は体調の悪い時などは、結構、耐えられないものだった。

今回のam/pmブランドの消滅決定により、am/pmのよかった面も無くなってしまうのは、残念だな、と思うのである。
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