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「鳩山内閣の顔」のひとりでもある藤井裕久財務相が辞任することとなった。
事の発端は、2009年12月28日に疲労と高血圧の症状を訴えて検査入院したことに始まる。
藤井財務大臣は現在、77歳の高齢であることから、健康上の理由を辞意の理由とすることはいたしかたないだろう。
今回の「辞任」を通して感じたのは、「サッカーに例えるとオシム監督のような状況になっちゃったなぁ」と思う。
オシム監督は、当時J1だったJEF監督での功績を買われて日本代表監督になった。
しかし、脳梗塞で倒れ、道半ばにして多くの人に惜しまれつつ退任してしまった。
オシム監督にしても、藤井財務大臣にしても「就任時の年齢」から「健康面を危惧する人」は数多くいたが、それが現実となってしまったのだ。
ただ、私の認識違いもあると思うが、藤井財務大臣は、政権交代した後、国民の期待に応える活躍をしたかと言うと「否」であると思う。
政権交代した時に、民主党を支持した人を含めて多くの国民が心配したのは、「民主党がマニフェストで掲げた16.8兆円規模の財源問題」だった。
それに対して、藤井財務大臣は、8月の選挙前から「財源問題はどうにでもなる」的発言をしていた。
税収入は限られているから「財源をひねり出す」には、
【国債を発行する】
または
【埋蔵金を掘り起こす】
しかない。
多くの国民は、「藤井さんが財務大臣になったら、旧大蔵省出身だから、官僚とうまく渡り合って、埋蔵金を掘り起こしてくれるに違いない」と期待したはずだ。
しかし、
・個別の予算編成は「財務相の専権事項」とクギを刺し、権力の源泉である予算編成権を死守した
・国債発行を44兆円以下に抑えている
・埋蔵金は発掘されていない
・福祉予算に対して意外とシブっている
と藤井財務大臣なりの個々の事情はあるにせよ、結果論として期待に応えていない。
国民は、藤井氏の
・官僚からの信頼も厚く、頭のいい官僚を使いこなす術
・小沢氏の側近と言われながら、反小沢派と言われる岡田氏や前原氏、野田氏にも信頼が厚い点
にも期待していた。
この「藤井氏の特性」が発揮されないまま「財務大臣辞任」となるのは残念でならない。
私は「藤井氏が能力を発揮できなかった原因のひとつとして現小沢民主党幹事長とのしこり」にあると思う。
つまり「小沢氏とのボタンの掛け違い」は「2009年3月の小沢氏の公設第一秘書逮捕(西松建設からの政治献金に関する政治資金規正法違反)」による「小沢辞任論」から始まったのだ。
現在、多くの国民の中では、鳩山首相の「発言の軽さ」や「周りに気を配り過ぎて発言がぶれる点」から「独裁的な小沢待望論」が湧きあがっているように思う。
おそらく、どこかのタイミングで「小沢首相」は誕生するだろう。
しかし、その時に、藤井氏や渡部恒三氏のような党員からの信頼が厚い側近との関係にしこりがあるのは、「“小沢首相”を裸の王様」にしてしまうことになるのではないかと思う。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ158号より)
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