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現在日本には47都道府県に97の空港があるという。
2010年3月には茨城空港も開港するので、そうなると全部で98になる。

98の空港の現状を1日の発着数で見てみると、例えば、
・紋別空港:1便
・石見空港:2便
・稚内空港:3便
などの空港は極端に少ない。

便数が少なくても「利用客のニーズと利便性が高い」「採算性が非常に悪くない」などといった状況が望めるのであれば「公益性の観点」から「採算ベースだけで論じる」のは性急であろう。

「素人考え」で考えてみると、空港を造ってしまった後にも、

1)空港設備管理費
・離着陸に必要な設備
(例:滑走路、誘導路、管制塔、レーダーなど)
・旅客・荷物の積み降ろし設備
(例:ボーディングブリッジ、構内バス、ラウンジ、売店、手荷物検査所、税関、出入国管理、検疫など)

2)空港関連職員の人件費
・空港職員
(例:空港運営のための整備員・保安員、地上係員、売店職員、清掃員、空港警備員など)
・関係官庁職員
(例:入国審査官・警備官、税務官、検疫官、航空管制官・管制技術官、警察官など)

が掛るから、ヘリポートのように「造れば、ハイおしまい」というインフラではない。
そう考えると「相当の公益性」「ある程度の採算性」が見込めないのであれば、空港とは「そもそも作ってはいけないインフラ」なのである。

ちなみに、日本の多くの空港の利用実績が、見込みよりも落ち込んでいる原因には、大きく3つあるという。
それは、「新幹線」「高速道路」「近隣の大空港」だという。
ひとつめの「新幹線」に関しては、一般的には「新幹線で3時間以内にある距離」にある空港は「鉄道の敵ではない」のだそうだ。

確かに、東京から大阪に行く場合、ちょうど「約3時間」であるが、「空港までのアクセス時間」や「搭乗前後の時間」を考えれば、「時間的」には飛行機も新幹線もどっこいどっこいである。
そうなると、費用、天候、定員などをリスク面として捉えれば「新幹線」にまだまだ軍配が上がる。

「要らない空港」に関しては「空港専門の経営ノウハウのある会社に任せ民営化する」「別の用途を見つける」という意見が常に出る。
しかし、両者とも一筋縄では解決しない。
「たかじんのそこまで言って委員会」でコラムニストの勝谷誠彦氏が、半分冗談で「要らない地方空港は国体のように“一定期間で持ちまわり制”とする米軍(空軍)の基地にすればいい」と発言していたが、「要らない空港は米軍に身売り」なんていう話も冗談でない空港が出てくるのかもしれない。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ152号より)
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