【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】
(パソコンでアクセスしている方)
http://www.mag2.com/m/0000218071.html

(携帯でアクセスしている方)
http://mobile.mag2.com/mm/0000218071.html


「成果主義」は、バブル景気後半の1990年代後半から多くの企業で導入されてきた。
つまり「頑張れば頑張った分だけ給料が上がる」という売り文句に乗せて、多くの企業があたかも「グローバルスタンダード」のごとく「成果主義」を導入してきたのだ。

しかし「成果主義」は「殆どの企業で失敗している」と言われている。
つまり「結果だけを重視する風潮」がビジネスマンの中にまん延し、
・目先の売上や利益に直結する仕事に高い優先順位をつける
・「部下の育成」、「組織の仕事の仕組みの改善」など長期的な仕事に手をつけない
・「自分だけが知っていてできればいい」という個人プレーが横行する
・チームワークをおろそかになる
・「仕事のプロセス」など結果がみえにくい定性的な部分が評価されないからやらない
というような考え方で仕事をする人が増えたのだ。

そんな中で「仕事の“プロセス重視”」を目指し、組織改善に取り組んでいる会社がある。
つまり「企業体質」を「結果重視」や「言われたことさえやっていればいい」という風潮から抜け出して「自ら改善ができる領域を抽出し、職場が一丸となって仕事に取り組む」体質づくりを目指しているのだ。

まだまだ、「そういった理想形」にするためには時間がかかるが、そんな取り組みをしている会社のある職場に訪問したら、責任者の方が「まさに理想の思考」で仕事をしていた。
印象に残った点は、
・職員ひとり一人の知見を吸い出し活用しやすい職場環境を作っている点
・改善提案された案を職場全体で意見交換しお客様目線の客観的な視点を養っている点
つまり「キーワード」は「属人化からの脱却」「部下の能力を最大限引き出す」・・・つまり「直接の結果を追い求めないプロセス重視の仕事」をしていたのだ。

簡単にいえば「プロセス重視の仕事」をするポイントは、
「あいつに任せておけば安心」
という仕事を職場は作らないことである。
つまり、「仕事の標準化」が、まずやるべきことなのである。

なぜ「あいつに任せておけば安心」=「属人化業務」という仕事を作ってはいけないか、というと
・自分の能力を鼓舞し、自らの価値を維持するためにノウハウを他人に見せない
・自分だけの「管理ルール」をつくり、他人にはその仕事ができないようにする
・「その人しか知らない仕事」は業務停滞、不祥事発生など組織のリスクが高くなる
・組織に仕事を通じて得られた知見が蓄積されない
など、長期的に組織運営を捉えるとまるでメリットがないのである。

上記に紹介した「職場」の管理者の取り組みがすばらしい点は、
「自分だけしかわからない仕事を作らない」
「自分がいなくても仕事が回るようにする」
という思考である。
こういう考えを持った管理者とその思考の正当性を真に理解し評価することができる経営者がいる組織は強い。
つまり「長期的に成長し生き残っていく会社」であると思う。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ151号より)

【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】
(パソコンでアクセスしている方)
http://www.mag2.com/m/0000218071.html

(携帯でアクセスしている方)
http://mobile.mag2.com/mm/0000218071.html