【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】
(パソコンでアクセスしている方)
http://www.mag2.com/m/0000218071.html

(携帯でアクセスしている方)
http://mobile.mag2.com/mm/0000218071.html



「秋田アンテナショップの比内地鶏親子丼に普通の卵」
(2009年10月4日 スポーツ報知)

都内(港区のあきた美彩館)にある「秋田県のアンテナショップ」内の飲食店「ダイニングはな小町」で「比内地鶏親子丼」と銘打った親子丼に普通の卵が3割混ぜられていたという。

記事によると、
・当初は比内地鶏の卵を100%使用していた
・100%比内地鶏の卵で作った親子丼を食べ残す人が続出した
・食べ残しした人の理由の3割は、「味がくどい」だった
・試行錯誤した結果「比内地鶏7割、普通の卵3割」が定着した
という。

この「事実の発覚」に対して、県の「食彩あきた推進室」では、
「不当表示とまでは言えないが、別の卵の使用を表示していないので誤解を与えた可能性があった」
(注:メニューには“日本3大地鶏、本物の比内地鶏と秋田の米をお楽しみください”という表示だった)
と説明し、その後の対策としては、
「親子丼については比内地鶏100%に戻す」
「付け合わせのサラダをもっとサッパリさせるなど、おぜん全体で対策を講じていきたい」
という意向であるという。

このような場合、本来はどのように考えるべきであっただろう?
県の「アンテナショップ」という位置づけ(目的と役割)は、
a)地元の特産品のPR
b)PRすることによって地元の特産品の需要拡大
c)地元特産品の評判に対する情報収集
にある。

そう考えると、
1)「比内地鶏の卵本来の味を東京の人に伝えること」
2)「比内地鶏100%」の親子丼は3割の客がくどいと感じる情報を地元に伝えること
3)アンテナショップで得られた情報を地元特産品の重要拡大に活かせるように活用すること
4)「比内地鶏」が秋田県人以外の万人ウケする調理方法を模索して世間に紹介すること
である。

単に「“味がくどい”といわれても100%に戻します」「お膳全体で工夫します」だけでは意味がない。
アンテナショップの目的にそった対策も併せて考えていく必要がある。

ちなみに、私は今年の4月に秋田の某有名店で「比内地鶏の親子丼」を食べた。
しかし、まったく「味がくどい」という感想は持たなかった。
また、その時は「携帯の充電」をする都合があったので、かなり長い時間、お店に滞在していたが、親子丼を食べ残す人はいなかった。
(注:比内地鶏に関しては、2年前に偽装事件があったばかりで、まさか普通の卵をこのお店が混ぜていたとは考えにくい)

こういった経験より「アンテナショップ」での客の反応は私には意外である。
県が特産品のPRのためにアンテナショップを出店し、適切に情報収集拠点とするならば、
「特産品の人気店」のノウハウも活用してアンテナショップを出店するべきであろう。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ145号より)

【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】
(パソコンでアクセスしている方)
http://www.mag2.com/m/0000218071.html

(携帯でアクセスしている方)
http://mobile.mag2.com/mm/0000218071.html