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2009年10月11日に広島市役所で広島市の秋葉忠利市長と長崎市の田上富久市長が記者会見を行い2020年の夏季オリンピック開催を目指した招致検討委員会を共同で設置することを表明した。
2016年夏季五輪がリオデジャネイロに決まり、東京が落選した敗因を本ブログでは「東京での開催は大義がないからそもそも無理で、日本開催とするならば、北方領土問題を抱える北海道か米軍基地問題を抱える沖縄など国際的な地域特性を兼ね備えていなければ無理である」
と書いたが、そういった点では「広島・長崎」は開催地としては、最良の地であるといえるだろう。
「広島・長崎」が開催地としての名乗りを上げたポイントを整理すると、
1)被爆地である両市で「平和の祭典」である五輪開催は、核兵器廃絶の願いを世界にアピールできる
2)世界の約3100都市が加盟する「平和市長会議」は、2020年までの核兵器廃絶を目標に掲げている
3)オバマ大統領が核廃絶宣言により2009年度のノーベル平和賞を受賞し「核廃絶の世界的機運」が注目されている
4)五輪開催により多く人が両市にある原爆関連施設を見学することで、核被害の悲惨さを感情面で世界に訴えられる
5)2020年までに温室効果ガスの1990年比で25%削減すると日本(鳩山首相)は表明している
などが挙げられる。
ただ、両市での開催には、障害も多い。
例えば、
1) 多額の費用をどのように捻出するか
(例:選手村、プレスセンターが複数必要になる)
2)五輪憲章では「開催地は原則1都市」となっている
3)両市間のアクセスをどのように確保するか
などである。
ちなみに、アクセスに関しては、現状「広島⇔長崎」の航空便は無く、JRを乗り継ぐとしても4~5時間はかかる。
仮に「長崎新幹線」を建設し、山陽新幹線と長崎新幹線を結ぶ「広島⇔長崎」ができたとしたら、2時間半程度のアクセスになるが、それでも「会場が離れている」印象は避けては通れない。
ただ、歴史的に「風化」しつつある「原爆被害の実態」を世界にアピールするという点では、五輪以上のイベントは無い。
また、「東京落選」の敗因については「開催する大義が薄かった」以外に、
『こんなに日本が不況で苦しんでいるときに五輪開催かよ!』
『石原都知事が知事選をにらんでのカリスマ性とパフォーマンスだけだろ!』
という「日本国民全体が冷ややかで機運が高まっていなかった」という点も大いにあったと思う。
前記したような「広島・長崎」開催に関する障害以上に、
「日本国民全体が真に核廃絶を願い、世界にそれをアピールしたいと思っているか」
が「国内開催候補地決定」の大きなポイントであろう。
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