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2009年8月13日にベルリンで開催された国際オリンピック委員会(IOC)の理事会で、2016年夏季五輪に追加する2競技がゴルフとラグビー(7人制)に絞られた。
この決定が正式に決まるのは10月に開催されるコペンハーゲンでの総会になるが、ゴルフとラグビーの追加はほぼ決定であろう。

それにしても、両競技ともひさびさの復活である。
ラグビーは1924年パリ五輪以来(当時は15人制)、ゴルフは1904年セントルイス五輪以来だという。
ゴルフが今まで五輪入りしていなかったのは「欧米の富裕層が楽しむスポーツ」とされていたからという。
またラグビーが外されていたのも、国際レベルの大会が以前は盛んではなく、また競技をする国や地域も限られている、ということだったらしい。
しかし、ゴルフは世界的に有名なタイガー・ウッズを宣伝マンに使い、ラグビーはワールドカップを開催して参加国を徐々に増やしていった。

しかし、こういった「除外理由」を聞いている限り「理屈をつければ、いくらでも除外競技になる。五輪種目になるためには、理事会でどうやって認めさせるか」というようなロビー活動を含めた地道な活動が重要なことがわかる。
そう考えると、ソフトボールや野球はIOCの理事会にアピールするだけの活動が戦略的でなかったし、日本ではポピュラーなスポーツであっても、世界規模の大会は野球でいえばWBCがあるが、まだまだ少ないし、参加国も限られているから、「落選」は当然の結果とも言えるだろう。

筆者の個人的意見としては、
『「プロ」の世界が確立していて、五輪出場がステイタスでない』
競技は五輪種目にする必要はないのではないかと思う。
例を挙げれば、野球、バスケットボール、サッカー、テニス、ゴルフなどである。
超一流の選手が「出場」でき、出場することが「名誉である」という環境がないスポーツは、五輪という場でなく、その競技団体独自の活動をすればいいと思う。
そういった意味においては、「野球」は「大リーガーの五輪出場」に対する環境が整っていなさすぎる。
例えば、韓国のように国を挙げて五輪に対する環境作りができたとしても、それよりも強力な「所属球団と選手の契約上の問題」があるから、選手としては「名誉な場ではあるが、出場は困難」ということになる。

それから、2016年の五輪開催地候補は、現在、東京、シカゴ、マドリード、リオデジャネイロの4都市に絞られているが、この結果から、より「東京」は厳しくなったのではないかと思う。
過去を振り返れば「1964年の東京五輪で柔道」「1988年のソウル五輪でテコンドー」が追加されたように、開催国にちなんだ競技が必ずある。
そう考えると、私の大予想では2016年五輪開催地は「シカゴ」または「マドリード」ではないかと思う。

ソフトボールと野球が復活するためには、
1)国際的な大会の参加国数を増やす
2)2016年の開催地が東京かシカゴ(アメリカ)に決まった場合、公開競技として復活させる
3)放映権料など開催によるIOCに与えるメリットを作る
といった活動が重要かつ必要になるだろう。

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