【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】
(パソコンでアクセスしている方)
http://www.mag2.com/m/0000218071.html

(携帯でアクセスしている方)
http://mobile.mag2.com/mm/0000218071.html


2009712日放送の「エチカの鏡」で「株式会社ミセスリビング」の宇津崎光代社長が提唱する「住育」という言葉を初めて知った。

住まいづくりは「はじめに人ありき」という思想で、意味は「住居が人間の成長を育む」ということだろうか。


番組では「住育のポイント」として、次の4つを紹介していた。

すなわち、

1)対面式キッチンを設ける

(家族のコミュニケーションが増える)

2)寝るだけの子供部屋(タンスとベッドだけ)を設ける(1戸建ての場合は2階)

(勉強机はリビングに設置する。親は子供が勉強しているのに安心し、子供は勉強していると親にほめられるので良いコミュニケーションが図れる)

3)廊下を作らない

(常に家族の気配を感じる状態をつくる)

4)吹き上げを設ける


この「住育」という考えが構築された基は、自分の旦那様が経営する工務店のワンパターンな設計に疑問を持ったことだという。

疑問の原点は「主婦にとって便利な家とは何か?」である。

主婦目線でいえば、住居とは、

・家事をするのに効率が良い構造であること

・家族のコミュニケーションが取れる構造であること

である。


しかし、従来の一般的な住宅設計では、たとえば「1階に洗濯機があるのに物干しは2階」というようにまったく作業効率の悪い、要は「主婦にとって使い勝手の悪い家」が当たり前のように作られていた。

しかし、主婦目線を設計に取り入れることになり、施主からは「家族の仲がよくなった」という声が寄せられるようになり、リピーターや紹介が増えたという。


番組では「明日から出来る住育入門の3つのポイント」として、

1)楽しい玄関をつくる(帰ってくるのがわくわくする)

2)お父さんの席をダイニングテーブルにつくる(お父さんの威厳をつくる)

3)テレビはダイニングから見えない場所に設ける(食事は家族の会話の場)

を挙げていた。


つまり「住育」とは「家族のコミュニケーションを向上させる家の作り」にあるのだ。

この「住育」の考えは職場の業務改善やコミュニケーション向上にも通じる考えである。ミセスリビングの「“豪邸に住むことが幸せではない”ということに気づいてほしい」という信念がとても印象に残った。


それにしても「住育」という概念の原点は「ど素人の発想」であり「そこに住む人目線(顧客志向)」である。

世の中には「餅は餅屋」的発想で「異業種の専門家や異業種での成功事例は当社では適用できない」と拒絶し、はね付ける方がまだまだいるが「内弁慶思考」では既成概念を抜け出すことは難しいのである。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ134号より)


【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】
(パソコンでアクセスしている方)
http://www.mag2.com/m/0000218071.html
(携帯でアクセスしている方)
http://mobile.mag2.com/mm/0000218071.html