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-改善した仕組みの有効性確認ができる人-(前編)

「人間が持つ厄介な癖を取り除くツール」
「人間には厄介な癖」がある。
それは「自分の感性や思い込みで情報を取捨選択し、ものごとを解釈する癖」である。
「不祥事を防止する思考」としては「この厄介な癖」を取り除かなければ、客観的にものごとが捉えられず、有効な再発防止もできない。

「癖」を封じ込め、客観的にものごとを理解する手助けをしてくれる便利な道具がある。
それは『フレームワーク』である。
「フレームワーク」というと難しく聞こえるが「たくさんの情報を分けていく箱」と考えればいい。
たとえば、製造業の品質管理の世界では、生産の要素を4M(人、機械、材料、方法)に分解し、製造現場で発生した不良製品に対する要因の洗い出しが行われるが、これも、フレームワークである。

それでは、4Mについて簡単な事例で考えてみましょう。

『事例1:ごぼうの加工品に対するクレーム』
ごぼう加工品の納入先である飲食店や総菜加工工場から、ごぼう加工工場に対して
「ごぼうのアクが十分に抜けていない」、「今までとごぼうの硬さが違う」
というクレームが出た。

ごぼう加工工場に関する情報:
a)ごぼう加工ラインに最近異動してきた職員が配置されていた
b)加工機の老朽化もあり、加工工程は最近よく機械トラブルにより、一時停止していた
c)加工機の製造条件設定には文書化されたマニュアルがない
d)ここ数年、加工機の製造条件設定は変更していない
e)原材料であるごぼうの価格が高騰し、北海道産から中国産に変えた
f)従来、ごぼうの加工不良はほとんど発生しないので、出荷は加工製品の目視確認と重量測定のみを実施している
g)会社の業績が悪く、人員削減が実施されており、従業員のモチベーションが落ちている


上記の事例について、「ごぼうに関する情報」が7つあるとする。
これをそのまま眺めていても、クレームの具体的な問題の原因を探ることはできない。
仮に、単に情報を感覚的に捉えたとしたら
「従業員のやる気が低く、機械も老朽化している工場のようであるから、それが不良品発生の原因かな?」
と判断してしまうかもしれない。

そこで、これらの情報を「4M」で整理してみると、
『人』に関して:a)、g)
『機械』に関して:b)
『材料』に関して:e)
『方法』に関して:c)、d)、f)
と情報を分けることができる。
すると、「クレームの内容」は、
・あくが十分抜けていない
・今までと硬さが違う
であるから、
「原材料の産地変更に伴う製造条件の設定変更をしていないことがクレームとなった不良製品発生の原因ではないだろうか?」
と絞り込んでいくことができるのである。

もちろん、「業務に不慣れな作業者」「従業員のモチベーション低下」「機械の老朽化による停止時間の発生」なども不良品発生の原因ではないと言い切れない。
しかし、ビジネスにおいては「有効的でかつスピーディーで効率的な対策」が求められる。
つまり、いろんな情報から思い込みでない的確な判断が要求されるので、「フレームワーク」をうまく使うと便利であるといえるだろう。
(中編に続く)
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ123号より)

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