2009年6月28日(日)に放映された読売テレビの「たかじんのそこまで言って委員会」に、約1年ぶりで橋下徹大阪府知事が登場した。
知事になる前は、この番組のレギュラー出演者で、騒動になった「光市母子殺害事件の弁護団に対する懲戒請求」をはじめ「真理を突いているが過激な発言」をかなりしていた。

2008年2月8日に知事に就任してから約1年半、「古巣」に帰ってきてどんな風に変わっているのかな、と注目して視聴した。
結果からいえば「日々苦悩して、どうすればいいのか?をとことんまで考え、成長した橋下さん」がそこにいた。

「組織を変える」とか「既存の体制をぶっ壊す」と『組織改革』を訴える人は多々いるが、それらの人が実現したことは、現実的には「従来と根本的な発想はまるで変わっていない」ことが多い。
つまり「改革によって変わったこと」は、「既存体制から主導権を奪い取っただけで、本質的な思想や仕組みは何も変わっていない」のだ。

橋下知事の取り組みとしては、
・急激なコストカット
・府職員と対立構造を作りながらの意識改革
がメディアなどで取り上げられて有名である。
しかし、実際には、
1)組織の意思決定プロセスの明確化
2)方針に基づく業務の遂行
3)府職員のものごとの見方・考え方(実質的な思考力)の向上
を中心とした組織運営をしてきているのだ。

番組の中では「あーだこーだ」と知事室で大騒ぎして、知事室が別名「殿ご乱心室」と呼ばれていることも紹介していた。
また、番組のゲスト出演者からは「知事は子供の模範になるように、下品な言葉遣いは止めた方がいい」と要望が出されていた。
しかし「ご乱心状態でわーわー職員を責める」のも「過激かつ下品な発言をする」のも「橋下氏流」の「相手に考えさせて意識を変える」あるいは「メディアに取り上げられて世間に問題提起をする」ための手段なのだ。
つまり、橋下知事の行動は、決して「上から目線で職員を怒鳴りつけている」わけでもなく「目立とう精神のみのパフォーマンス」でもない。

番組では、知事に就任した当初は「1(知事)対数万(府の職員)」の状態なので、毎日、知事が納得できない意見ばかりを聞き続けると「オレの方が間違ったことをしているのかな」という気になったという。
そんな時に、橋下知事は「家族や昔からの友達」に意見を求め「我を取り戻していた」という。

橋下知事の話を聞いていると「組織改革を進める上での“気づき”」がたくさんある。
たとえば「改革を理解し、指示する人が0から1割を超えるまでが一番大変で、そこからは加速度的に変わっていく」ことだ。
つまり「変わるための加速度がつくまでが一番苦労するプロセス」なのだ。

「府知事就任当時、38歳で若い」といわれた橋下知事も、今日(2009年6月29日)でちょうど40歳、不惑の年だ。
これからも、既成概念に迷わされずに、信念を貫いて、組織改革をして欲しいと思う。

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