記事では建築基準法違反について、(記事の要約)
・建築基準法違反は、第1工房と第2工房、飲食店「ホエー豚亭」の3棟
(第1工房、第2工房では生キャラメルやチーズ、アイスクリームを製造)
・建築基準法違反が確認された3棟は建築確認を受けていない
・主な違反内容としては、防火壁・非常用照明装置の未設置、排煙設備の不足、廊下幅や天井高さの不足
などと報じていた。
記事では、社長の田中義剛氏が「専門家に依頼して、問題ないと認識していた」と話しているそうだ。
それにしても、「花畑牧場が依頼した専門家」とは、どんな人物なのだろう?と思う。
国家資格を持っている建築士が設計すれば、北海道が指摘したような不備は、故意でない限り、まず生じるはずがない。
しかも、「建物を建てれば、建築確認を受ける」というのは常識であるが、それもしていなかったわけだ。
推測される話としては、
・耐震偽装(姉歯事件、浅沼事件)以降、建築確認の時間が掛るようになった
・生キャラメルの人気が出過ぎて、工房の建設が追い付かず、所定の手続きを無視した
ということが考えられるのではないだろうか。
花畑牧場は、今では「年間120億円」も売り上げる大企業になった。
「売れ行きが好調なんで、必要な手続きを、サボりました」
と、笑ってすますことができるレベルの企業ではなくなった。
コンプライアンスの認識と理解、適切なマネジメントシステムの構築が必要なのだろう。
ただ、最近では「生産量が過剰となって来たのか、ブームも一段落ついたのか」不明であるが、「余裕で購入」できる。
また、以前のような生キャラメルを買い求める大行列もほとんどみなくなった。
財布のヒモが固くならざるを得ない経済環境において、生キャラメルは、「お土産」とは言え、量の割には高価格感があり過ぎる。
「白い恋人」や「ロイズのチョコレート」、「六花亭」、「バターサンド」、「わかさいも」などの「老舗銘菓」が今年は巻き返すに違いない。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ128号より)
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