なんとも情けないのは、「誤報」が判明し、11日に、テレビ朝日は謝罪放送をしたが、また、その説明も不十分だったらしい。
つまり、謝罪放送では、写真の入手先は「韓国当局の関係者からこの写真を入手した」とした。
しかし、その報道に対し、駐日韓国大使館は、「イ・ミョンソプ公報担当公使の名前でテレビ朝日に公式抗議した」というのだ。
つまり、「一般的に”当局”と言えば、韓国政府や関連機関をさすが、どの関係者もこの写真を提供した事実はない」と抗議したのだ。
その結果、テレビ朝日は、「訂正報道の訂正報道」を出し、「韓国国内の信頼できる人物」と表現を再度見直した。
それにしても、今回のテレビ朝日の報道は、
・写真の入手経路や入手先が不明朗
・真偽の確認取材が不十分
と言わざるを得ない。
フジテレビのワイドショー(では、「当初、テレビ朝日が金正雲氏である」と報道した写真は、「間違われた韓国の40歳の男性が自身のブログで昨年公開した記事の中で使用されている写真」と報じていた。
確かに、放送では、テレビ朝日が報じた写真と同様の服装、表情、背景が写っているブログが紹介され、間違われた韓国人男性が「私は友人に書記長というあだ名で呼ばれている」ことも報じていた。
そうなるとテレビ朝日が訂正の訂正報道で表現した「韓国国内で信頼できる人物」も「どの程度の信頼できる人物」なのか怪しい。
メディアが世間に期待されているのは「信ぴょう性のある信頼感のある報道内容」である。
金正日総書記の後継者候補とされる三男の「正雲氏」の写真が公開されていないことから各メディアは「本人写真をいち早くキャッチして報道する」ことを競っているのだろう。
しかし、「テレビ朝日」には、
・確認取材の手順は確立しているのか?
・確認取材の手順どおりに業務が実施されていたのか?
について不完全だ。
このあたりについてテレビ朝日がどのように検証し、改善していくのだろう、と思う。
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