「プロセスを管理する」と言うと難しく聞こえるが、自分が責任を持つプロセス(業務)があればそのプロセスが目的に対して有効性があるか、効率的かどうかを評価する必要がある。
評価するためには、
1)プロセスの定義を決めて、責任を明確にする
2)プロセスを運営するために必要な資源を明確にする
3)プロセスの有効性及び効率を測定する方法を決める
4)プロセスの有効性及び効率を評価する指標を決める
ことを計画していく必要がある。
イメージが湧きにくい方もいると思うので、日常の事例を挙げてみる。
考え方としては「あなたが責任を持つ仕事で一番気にしていることは何か?」を考えてみるとよい。
テレビマンであれば、「視聴率ですね」と言うだろうし、モデルさんであれば「体重やスタイルの維持ですね」、野球選手であれば「打率ですね」、工事現場の監督であれば「事故の発生ですね」と言うのではないかと思う。
次に、「では、その気にしていることが、このレベルを超えるまたは下回るとマズいと考えますか?」と聞くとする。
すると少なくとも自分の中で計画している基準はあると思う。
計画している基準が達成できない時は、「何かがおかしいぞ」とおかしい原因を考えると思う。
「視聴率」であれば、「キャスティング、脚本の内容、番組宣伝方法、放映時間帯」などだろうし、「スタイル」であれば、「食事内容、ストレス、睡眠時間、生活習慣、運動量」などだろうし、「打率」であれば、「ステップの位置、バッティングフォーム、相手投手の配給パターン」などであろうし、「事故の発生」であれば、「現場の安全に対する士気、整理整頓、安全具の適切な管理」などがそれぞれ機能しているか確認すると思う。
つまり、各プロセスのチェック項目がそれぞれ適切なのを確認して、計画通りに運用されていなければ見直しをして、計画したレベルに戻す、と言う行動を日常実施しているのではないかと思う。
大雑把に言えば、これが「プロセス管理」である。
プロセスを管理することは、異常を素早く感知するだけでなく、業務の質を継続的に改善する鍵となるのである。
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