2009年6月8日付の読売新聞が「日航機のぼや」について報じていた。
記事では、
・「ほや」が起きたのは台北空港に向かっていた関西空港発の日本航空653便
・「ほや」が発生したのは6月6日夜で機内中央の通路側座席(47Cのシート)
・出火時は着陸態勢に入っていたため機内で客室乗務員が消火活動を実施
・シートの隙間からライターが見つかったが出火との因果関係は不明
・日航はこの事実を公表していなかった
・日航から届出を受けた国土交通省もすぐには発表しないと判断した
ということが報道されていた。

それにしても、疑問なのは、
「日航がこの事実を公表していなかった」
「国土交通省もすぐには発表しないと判断した」
点である。
考えられるとすれば、「台湾領域内の火災」であることから、「台湾側の警察や行政の見解が発表されるまで国土交通省としては公表を待った」ということかもしれない。
つまり、出火原因が判明しない段階で、必要以上に世間の関心や風評的混乱を起こしたくないという判断だということなのだろう。

ただ、航空機を運航・管理している日航としては「原因は調査中ですが、関西空港発台北行きの便でぼやが発生しました」という情報は、いち早く公表するべきではなかったのだろうか。
「日本航空に事件・事故・苦情等の発生における外部公表の手順」は適切に確立していたといえるのだろうか?と思う。

なお、現在は、「国土交通省と定期航空協会の取り決め」で機内持ち込み制限品として「ライターは1個まで手荷物扱い」として持ち込むことができる。
ライターは、本来は、ハサミやカッター、先のとがった工具などと同様で「機内に持ち込めない貨物扱いすべきもの」だと思う。
ただ、「ライターを所持する人が多いことによる業務の煩雑さ」から「1個まで持ち込みOKという扱いなのだろう。
ただ、機内トラブルのリスクから考えれば、「ハサミやカッター同様の取扱いとすべきじゃないのかな」と思う。

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