2009年5月22日付のJ-CASTニュースが、
『低視聴率にあえぐ中居「婚カツ!」なんと録画ランキングでは大人気』
という見出しの記事を報道していた。

この記事で取り上げられた「婚カツ!」は、いわゆる「月9」ドラマで、高視聴率が周囲から期待される番組枠だ。
だが、「中居正広さんが11年ぶりに主演している」にも関わらず、ビデオリサーチの調査によれば、第1話は16.3%、第2話11.2%、第3話9.4%と低迷し、多くのメディアからバッシングを受けている。

しかし、記事では、
・インターネットの掲示板やブログを検索すると意外に評判がよい
・「Gガイド.テレビ王国」のコメントランキングでは1位になった
(※本サイトはインターネットプロバイダーのソネットが運営)
・東京ニュース通信社の予約録画率調査では4月最終週が3位、その翌週が7位
(※東京ニュース通信社は「TVガイド」を発行している)
・「Gガイド.テレビ王国」の予約録画率調査では、5月1週目が3位、翌週が4位
(※調査は放送された全国の地上デジタル・アナログ、BSデジタル・アナログとスカパー!・スカパー!e2の番組が対象)
と、「録画率」では、録画を含まない視聴率のランキングとベストテンの顔ぶれが違う、と伝えている。

私自身は、最近ではトレンディードラマをすっかり見なくなってしまったが、「“婚カツ!”の視聴率不振」のニュースを受けて、「そんなにも駄作なものなのか」を検証するべく、5月18日放送分を視聴してみた。
しかし、キャスティングもストーリーも「今後の展開を期待させる」内容で、視聴率のあまりの低さに「実態を表していない」と感じていた。
だから、録画率の調査結果を見て、「なるほどね」と合点している。

これだけデジタル家電が普及した社会情勢から「リアルタイムの視聴者」のみが対象となる視聴率調査方法の見直しが必須であることは誰の目から見ても明らかだ。
しかし、テレビのスポンサー料が「現在の視聴率」を基準に決められているし、タレントや俳優の評判、ニュースバリュー、広告価値も「現在の視聴率」に左右されているから、なかなか「一筋縄」では「現在の視聴率調査方法」を見直すわけにはいかないのだろう。

以前のブログでも取り上げたが、「視聴率の実態」は、「録画率」を含めることはもちろん、ユーチューブのように「視聴回数」も本来は関係した数字で算出することが必要だと思う。
また、スポンサー料も「単純視聴率」ではなく、「年令、性別、年収」などの視聴率によって、広告主の費用対効果、つまり広告主の商品・サービスの販売ターゲットとする視聴者に合ったものかどうかで決められるべきものだと思う。

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