ロジカルシンキングとは、論理的思考のことをいいます。
つまり「筋道を立ててものごとを考え、伝える」ことです。

ロジカルシンキングは、誰しも訓練すれば身に付けられます。
「論理的思考」を身に付けることで、会議資料の作成や発表、企画書のプレゼンテーション、報告書の作成など「相手に伝えたいことを理解してもらう」上でとでも重要な武器になります。
また、ロジカルシンキングを身に付けると、「相手のいいたいことを理解する力」が向上します。
したがって、ロジカルシンキングを身に付けることは、仕事だけでなく、日常生活においても、非常に大事なスキルということができます。

ロジカルシンキングの本を読むと、まず初めに紹介される重要な概念が、
「MECE」(ミッシー)です。
MECEとは、
「各事項にダブりがなく、全体としてモレがない状態」
をいいます。

例えば、「会社」を「赤字会社」と「黒字会社」で分けるとMECEになります。
ところが「会社」を「赤字会社」「黒字会社」「株式会社」で分けるとダブりが生じてMECEになりません。
また、「会社」を「大企業」と「株式会社」で分けるとモレが生じてやはりMECEになりません。

モレが生じれば、「ものごとを整理し分析する際の見落とし」につながります。
また、逆にダブりが生じれば、分析精度の低下に繋がります。

このロジカルシンキングにおけるMECEは、ひとつの対象に対してMECEな切り口は複数あります。
例えば、「仕事の受注」が生じた際に、
・製品やサービスごとの切り口
・顧客の年齢層による切り口
・契約に至った属性による切り口
などです。
だから、調査、分析の目的に適した切り口を選ぶ必要があります。

ロジカルシンキングにおけるMECEを利用すると、ものすごくボリュームのあるデータを整理し、分析する上で役立ちます
ただ、注意すべき点として、整理する際に「完璧なMECE」にする必要はありません。
なぜなら、極めて細かい点まで考慮しようとしても、たいていは、その分け方に、実質的な意味がなく、時間と労力ばかりを費やしてしまうことになるからです。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ116号より)

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