2009年4月5日に報じたサンケイスポーツの記事によると、
「プロ野球が導入した15秒ルールによる時間短縮効果」
は、現時点では「5分」だという。

「15秒ルール」とは、日本野球機構が試合時間短縮のために導入した、
「投手は塁に走者がいないとき、キャッチャーからボールを受けたあと15秒以内の投球する」
というルールである。
「試合時間短縮」はプロ野球の課題である。
それは、プロ野球人気の低下を食い止め、テレビ放映として魅力的なものにするために必要な要素なのだ。

ただ、サンケイスポーツの報道を見て、「15秒ルールの妥当性を評価するのはまだ早急」だと思った。
それは、
・データが、開幕戦と第2戦の計12試合の結果である
・「乱打戦である」、「投手の交代回数」など試合状況が考慮されていない
・そもそも「平均試合時間」で「時間短縮」の有効性を問うことが微妙
からだ。
基本的に「15秒ルール」自体の有効性は「球数あたりの所要時間」の有効性である。
ヒットの数が多く、「総打席数が多くなる」「走者が常にいる」「投手交代が多い」状態であれば、ほとんど「試合時間に対しての影響は少ない」と思う。
また、「開幕戦」という特殊事情もある。
開幕戦は、
・好投手の投げ合いになり投手戦になりやすい(ヒットが少ない)
・バッターは打ち急ぐ(早く“ヒット1本が打ちたい”から早いカウントで打つ)
からそもそも試合時間が短いのだ。
だから、「サンケイスポーツの分析」はあくまでも、「2試合だけで評価した参考データ」ぐらいに捉えるのが、正しい「15秒ルールの効果」の捉え方であろう。

ルール変更と言えば、「柔道」もルール変更した。
大きな変更としては、
・「効果」が廃止された
(従来は、「一本」「技あり」「有効」「効果」の4つ)
・消極的な姿勢を続けた場合に与えられていた「指導」の規定が変更された
(2回目の指導で「有効」ポイントとなる。つまり1回だけではポイントとならない)
である。
2009年4月4、5日にテレビで全日本選抜体重別選手権が行われていたので、少しだけ眺めてみた。
もちろん、注目すべきは「ルール変更による変化」である。
数字で押さえていないのであくまでも印象であるが「旗判定」で勝敗が決まる試合が多かった気がする。
また、掛け逃げ、ポイントを取るための苦し紛れのセコい技も少なくて「しっかり組み合っていた」ような気がする。
つまり、「旗判定」であっても試合はしまって見えた。

ルール変更とは関係ないが、他の競技と違って面白いのは「世界選手権派遣メンバーの選出方法」だ。
必ずしも、この体重別選手権で優勝した選手が各階級とも世界選手権のメンバーになっていない。
つまり、この試合やその他の海外大会の試合を総合的に見て、たとえば「積極的な試合運びである」「外国人選手と組み負けない」といった他の試合結果と試合のプロセスから代表を選んでいるのだ。
「メダルを獲得する可能性の高い選手選抜」という観点で考えると、柔道のように相手のある競技(勝敗がタイムなどで決まらない競技)は、「一発勝負の選考会」方式より他の要素を加味した「プロセス重視」で選抜する方が理にかなっていそうだな、と思う。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ119号より)

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