浅田真央選手がフィギュアスケートの2009年世界選手権で4位となり表彰台を逃した。
浅田選手は、シニアの大会では2005-2006年シーズンのGP(グランプリシリーズ)で国際大会に登場して以来、表彰台を逃すのは初めてのことだ。

ここからはあくまでも「素人評論」であるが、敗因を考えてみると、
・他の選手の得点が高かった
・採点が厳しくなり、ダウングレードと判定される演技が増えた
・トリプルアクセルを失敗して転倒した
・他の選手よりショートプログラムの点数が伸び悩んだ
・一つ一つの演技の完成度がまだ十分でなかった
などが考えられる。

今大会の上位者の総合得点をみると、
優勝 金妍児選手(韓国):207.71点
2位 ジョアニー・ロシェット選手(カナダ):191.29点
3位 安藤美姫選手:190.38点
4位 浅田真央選手:188.09点
と高得点である。
つまり、昨年の世界選手権で優勝した浅田選手の得点は185.56点であり、表彰台を乗るための得点が高かったのだ。

浅田選手に限っていえば、
・タラソワコーチの指導もありステップなど芸術性が増している
・ジュニア時代に比較して、トリプルアクセル、連続ジャンプのミスが増えた
・ショートプログラムで得点が伸びない
・同シーズンで同じミスを繰り返すことが多い
・要素ごとではレベルの高い演技構成であるがミスが多い
・SPとFPを通してノーミスであることは少ない
という近年の特徴がある。

これらのことから、近年の浅田選手は、
『ミスをしても高度な演技構成に支えられ、相対的に高得点を出して勝ってきた』
ということが言える。
しかし、今回の世界選手権から言えることは、
『他の選手の演技の完成度が上がり、ミスがないため、浅田選手といえどもミスをすると勝てない』
ということが言えるのだろう。

素人的な「浅田選手のバンクーバー五輪への対策」は、
・新しい演技要素を増やさない
・今までやってきた演技要素の質を向上させる
・今までやってきた演技要素のミス発生率を下げる
に尽きるだろう。
極論を言えば、金選手のように、
「新たなプログラムに来期はチャレンジしない」
という手もあると思う。

コーチや振付師とは「指導契約」をしているから、「新たなプログラムや振り付け」が彼らの付加価値のひとつなのかもしれないが、
「過去に相性のよかった選曲」
「難度は高いが浅田選手のミスが少ない演技要素」
をうまく組み合わせて、
「ひとつひとつの技の完成度向上とミス率低減」
を方針に取り組むべきではないだろうか、と思う。

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