辞任会見で記者の「問題があったと考えているか?」という質問に対して「微妙です」という答弁を繰り返す様子は、まさに「木で鼻をこくる」というか「人を食う」というか「暖簾に腕押し」という感じだった。
個人的には「引責辞任会見」だから「大臣規範に抵触可能性があると判断した。また、委員会審議を空転させることは国民に迷惑をかけ、望ましくないから辞める」ともっと強調してズバっと述べた方が潔い印象があったと思う。
それにしても、今回問題になった「チヨダウーテの株式の市場外取引」は、平田氏が90%の株式を保有する石油製品販売会社「ゼロシステム」に市場価格の倍近い価格で売却しているから、「個人的に多大な利益を得ている」と外部にはどうしても映る。
また、平田氏が説明するように、「わたしが得をすれば、(ゼロ社は)損をする。どのみち損も得もない(から問題ない)」との説明も、確かにその通りであるが、「企業を私物化してファミリー企業間でお金を都合よく移動させている」ようにも見えてしまう、と思う。
ちなみに、筆者はこのニュースが出るまで「チヨダウーテは上場している石膏ボードの大手メーカー」ぐらいの認識しかなかった。
会社のホームページなどをチェックすると、石膏ボードで国内2位、役員にはずらりと「平田姓」が並んでいた。
また、企業方針として「環境重視の建築素材メーカー」を前面にうたい、「他の真似ではない、むしろ他から真似されるような製品の創造」を企業姿勢として位置づけている立派な企業さんだった。
麻生首相も福岡の大規模な同族企業出身であるが、「地元の名士でないと政治家になれないし、また国会議員は相当のお金がかかる」ということなのかな、と思う。
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