私自身2冊目の著書(「不祥事を止めるISO思考」)を編集・出版していただいた「光文社ペーパーバックス」編集部のKデスクが2月の人事異動で「フラッシュ」編集部に異動になった。


Kデスクは、2002年10月のペーパーバックス創刊から関わっていて、数々のベストセラーを生み出してきた。
「功労者」であるKデスクの送別会が神楽坂で開かれるというので、参加してきた。

ちなみに、「光文社ペーパーバックス」には「編集方針」がある。
ひとことで言うと「多文化主義」。
「多文化主義とは何か」「ペーパーバックスの特徴」「ターゲットとする読者」について、以下に、光文社ペーパーバックスのウェブサイトから引用させていただく。

(引用ここから)
(略)
「多文化主義とはなにか?」
多文化主義とは、まず、この世界には「異なる価値体系」および「文化的慣行」があることを認めることです。そして、「人権」human rights、「法の支配」law control、「ジェンダー平等」gender equality、「多様性」diversity、「寛容」toleranceといった、核心的で妥協できない価値観に対しては、積極的にアプローチしていくことです。
つまり、われわれは1つの見方だけに捉われずに、この世界にある多様な価値観valuesをお互いに認め合って生きていこうという考え方です。
編集部では、この多文化主義の推進こそが、グローバル化が進む21世紀におけるメディアの役割だと考えました。
そこで、次のような標語を掲げることにしました。
「事実は1つでも、その見方は文化の数だけある!」(from one comes different knowledge)

(中略)

光文社ペーパーバックスには次の4つの特徴があります。
1 ジャケットと帯がありません。
従来の日本の書籍は、いわば過剰包装。その分のコストを廃し、いつでもどこでも読めるというペーパーバックス本来の機能を重視して製作されています。
2 本文の紙は再生紙を使っています。
これは、失われゆく地球資源を守るためであり、環境問題に少しでも貢献したいと考えているからです。

3 本文はすべてヨコ組です。
学校の教科書、会社の文書、インターネットのウェブサイトのテキスト、メール、手紙、論文など、いまの日本語はほとんどの場合、ヨコに書くのが普通です。ですから、できるだけ自然な形で、日本語をヨコ組で表記しています。

4 英語(あるいは他の外国語)混じりの「4重表記」。
日本語だけで現在の世界を捉えていては、グローバル化の時代に取り残されてしまいます。そのため、文中の重要語や日本語概念では捉えきれない言葉には英語(あるいは他の外国語)をそのまま取り入れ、4重表記としました。これによって、少しでも読者の世界観が広がることを願っているからです。      

私たちの求める読者とは?
 1 チャレンジ精神が旺盛な人
 2 好奇心いっぱいの人
 3 時代に対応することを心がけている人
 4 異文化、英語に興味を持っている人
 5 権威、常識を疑っている人
 6 「その先の日本」を知りたい人
(以下略)
(引用ここまで)

送別会には、ペーパーバックスで著作のある著名な作家、ジャーナリストさんが多数参加されていた。
なかなかこういう機会には巡り合わないので、アカデミー賞(外国語映画部門)を獲得した「おくりびと」で主演を務めた本木雅弘さん風にいうと「パパラッチ」状態で名刺交換をさせていただき、時間の許す限りお話をさせていただいた。
「個性の強い方」が多いので、「へぇ~」と感じるところも多々あり、有意義な場であった。

光文社ペーパーバックスのウェブサイト
http://www.paperbacks.sakura.ne.jp/

【よかったらクリックお願いします♪】
ブログランキング・にほんブログ村へ
ブログランキングranQ
企業家ブログhttp://www.kigyoukablog.jp/ranki.cgi?id=35