2009年2月27日付の日刊サイゾーで
「芸能リポーターが全滅する!?」
という見出しの記事が掲載されていた。

記事では、
・ここ数年、芸能リポーターをすっかりテレビで見る機会が減った
・東京キー局で食い詰めた芸能レポーターは関西で活動を続けていた
・『えみぃSHOW』(YTV)、『ムーブ!』(ABC)、『なるトモ!』(YTV)などワイドショーがいずれも終了するため「KOZOクリエーターズ」所属の芸能レポーターの活躍の場がなくなる
・第一線で活躍してきた梨元勝リポーターはテレビでの仕事を失った
・石川敏男リポーターは関西に活躍の場を移した
・鬼沢慶一リポーターは国政選挙に落選し事実上の引退
・須藤甚一郎氏は目黒区議に転身
・前田忠明リポーターは、辛うじて生き延びている
・近い将来“芸能リポーター”という職業そのものが全滅するかもしれない、とあるスポーツ紙デスクは予想
という内容を報じていた。

「芸能リポーターの活動の場減少」の原因は、
『ワイドショーが報道番組化し、芸能ニュースに時間を割かなくなった』
ことである。
また、「芸能リポーター斜陽化」に加えて、近年では、
・芸能ニュースのネタとなる著名芸能・スポーツ関係者のファンから、芸能リポーターは嫌われる職業である
・取材活動が忙しい
・「年功序列」があり、若手は記者会見の席上で後ろになり若手が育たない
などの理由から、「芸能リポーター自体の成り手がいない」という。

ワイドショーからの「芸能ニュース減少」は、「視聴者が芸能ニュースを好まなくなったこと」ではなく、芸能ニュースを報道する「テレビ局」とネタを提供する芸能人が所属する「芸能事務所」の関係にその理由がある。
つまり、両者は「持ちつ持たれつ」の関係だから、「スキャンダラスなニュースを報道するならタレントを出演させない」という暗黙の関係が存在するからだろう。
したがって、「芸能リポーター」としての活路は、
・ごく限られたワイドショー番組のパイを奪い合う
・雑誌などへ記事を提供する芸能ジャーナリストとなる
しかない。

芸能関係で「以前は見かけたが、最近は見ないなぁ、という職業」で思いつくものに、「歌謡番組の正統派司会者」がある。
ここでいう「正統派司会者」とは、昔の話で恐縮であるが、「一週間のご無沙汰でした」の口上が有名な「ロッテ 歌のアルバム」の司会をされていたような玉置宏さんを指す。
「正統派司会者」は、「歌手とその歌」が最大限引き立つように紹介する。
しかし、歌番組の視聴率が低迷し、バラエティ色が強くなってからは、「歌手と歌を忠実に紹介する」司会者よりも、「笑いも取れる司会者(MC)」へとニーズが移っていき、「正統派司会者」は、NHKの歌番組を除いて、ほぼテレビ界から消えていったのだ。
「正統派司会者」の活路も、限られたテレビでの活躍の場は「局アナ」に取って変わられているから、
・大物歌手の専属司会者
・歌謡ショーが開催される地方の演芸場の司会者
ぐらいしか活躍の場はない。

一見華やかな職業も「栄枯盛衰」である。
その現状が文化的に、良い悪いは別にして、世間のニーズや社会環境など周囲を取り巻く状況と今後の予測を立てて、「ニッチな部分で勝負できるかどうか」を見極めないと、斜陽化する業界では生き残れないのである。

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