「お仕事は何をされているんですか?」
と質問されることがよくある。
そんな時、一番オーソドックスかつシンプルな返答は、
「経営コンサルタントをしています」
である。

たいていは、そこで「ふ~ん」や「なるほど」という表情をされてその会話は終了する。
ただ、さらに突っ込む人は、
「どんな分野がご専門のコンサルタントなのですか?」
と聞いてくるので、そんな時は、
・基本的に、クライアント先の業種に限定はありません
・その理由は、クライアント先の業務そのものの専門技術は指導していないからです
・内容は、現状の仕事をベースとして、問題点を設定し、業務改善を提案しています
・問題解決、継続的改善をする上で必要な論理的思考力やQC手法を指導しています
・経営システム構築の「規範」としてISOマネジメント規格を使っています
・問題としては、業務の効率化、リスクマネジメント、CSRなどのテーマが多いです
などと答えている。

私の経営コンサルタントとしての原点は、「ISOマネジメントの審査」である。
審査を通じて嫌と言うほど、
「単なる認証規格として仕組みを構築し、運用するだけでは、組織にとってまったく本質的な経営マネジメントとしては寄与していない」
ということに気づいて、
「ISOマネジメントシステム規格を使った業務改善を指導するコンサルタント」
を目指したのだ。

しかし、最近は「ISO」という言葉に対しては、
「一般的ではない」「負の意識が働き過ぎる」「拒否反応が働く」
という理由から、無理に「ISOを意識させる」ことはしないようにしている。
つまりは、
「“ISOを前面に押し出した経営改善”というスタイルは、クライアントの事務局などシンパには通じる理屈であるが、組織全体を主導する上では足かせになってしまう」
のだ。
おそらく「ISO」に対して負のイメージが働いているのは、
・形ばかりで中身が実態と違う
・手順書や記録づくりに追われ、本来業務が滞った
・ISOを導入したのに業績が改善されない
などを経験した人があまりにも多いためであろう。

そもそも、
「ISOマネジメントシステム規格は仕事に対する規範」
なのだから
「ビジネスマンの当たり前の教養」
であるべきだと思っているし、今後もそのように主張はしていきたいが、どうも世間には、そのように認知されない。
したがって「コンサルタントとしては、主張を通すことが目的ではなく、組織が変わることが目的」なのだから「真の実が取れればいい」と、すっかり「ISOと言う言葉」を事務局以外の一般職員に対して使用するのは、ほとんど諦めてしまった。
つまり、
「ISOと言う言葉を使わずに、ISOで規定されている仕事の規範を教えて、その後に、実はISO規格でも、こんな感じで規定されているんですよ」
というアプローチである。

それにしても、一度「マイナスイメージ」で受け止められた言葉や概念を「プラスのイメージ」に変えることはなかなか難しく、時間のかかることである。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ109号より)

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