社会的には、大麻所持で逮捕された逮捕された若麒麟の方が問題大であるが、「ガッツポーズ」ほど話題にならない。
それは、若麒麟が幕内に在籍していたことのある力士とはいえ、十両生活が長いせいもあり人気力士ではないから、ニュースソースとして魅力がないのだろう。
また、「大麻所持による逮捕」は「個人の問題」の側面が強いと感じる人が多く、昨年の「力士死亡事件」のように「大相撲界の指導方法やしきたり」といった相撲部屋制度など相撲協会の仕組みの問題」ではないから、ワイドショーの話題として引っ張るのもむずかしいのだろう。
若麒麟問題は、おそらく、本人が任意引退届を現在提出しているが、協会サイドでは「解雇」「除名」などの処分を下すと思うので、それが報道されるぐらいでメディア的には沈静化していくだろう。
今日の各テレビの情報番組でもコメンテイターが朝青龍のガッツポーズについてコメントしているが、焦点は「神事のひとつであり伝統的文化」と捉えるか「スポーツとして捉えるか」のようである。
私は、個人的には大相撲(ただし、アマチュアの相撲はどちらかというとスポーツに近い位置づけだと思っている)は前者であると捉える。
つまり、個人的な喜怒哀楽など感情は少なくとも土俵上では露(あら)わにするものではない。
だから、日本相撲協会がもっと、「力士たるものこうあるべき」という明文化した規律規範を内外に示すべきだと思う。
今回の件は、さすがに今までの騒動もあり、朝青龍関もマズいと思っているのか、1月31日の帰国した際に「気持ちを抑えられなかったことを反省しています。1年ぶりぐらいに優勝してうれしいのが出過ぎた。親方にも注意された」と殊勝な言葉を口にしている。
それにしても、親方である高砂親方は「朝青龍からの理事長への謝罪はしない」という方針なのであろうか。
「今までの高砂親方の指導姿勢はやっぱり甘い」
と思われてもしかたがない考えではないだろうか。
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